この記事では、「疑問」と「謎」と「不思議」の違いを分かりやすく説明していきます。
「疑問」とは?
「疑問」は「ぎもん」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「本当か真実かなど、信じられない事柄」という意味で、自分の中で真偽がはっきりしていなことです。
2つ目は「納得できないこと」という意味で、どうしてそうしたのか、そうなったのか理解できないことです。
上記に共通するのは「納得できない」という意味です。
「疑問」の使い方
「疑問」は名詞・形容動詞として「疑問だ・である」「疑問を投げかける」などと使われたり、副詞として「疑問に思う」などと使われます。
基本的に、本当かどうか信じられなことや、結果に納得できない様子に使われる言葉です。
「疑問」の例文
・『何故彼女が結婚相手として彼を選んだのかが疑問だ』
「謎」とは?
「謎」は「なぞ」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「遠回しに言って悟らせようとすること」という意味で、ある物や事柄にたとえて言い、聞いた相手が自然に理解できる様にすることです。
2つ目は「内容や正体などが明らかでないこと」という意味で、確かなことがはっきり分からない様子のことです。
上記に共通するのは「はっきりしない」という意味です。
「謎」の使い方
「謎」は名詞・形容動詞として「謎だ・である」と使われたり、形容詞として「謎の女」などと使われたり、副詞として「謎に増える」などと使われます。
基本的に、内容や正体がはっきりしていない状態に使われる言葉です。
「謎」の例文
・『犯人がなぜこのようなメッセージを残したのかが謎だ』
「不思議」とは?
「不思議」は「ふしぎ」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「普通に考えて何故か説明のつかないこと」という意味で、常識的に想像できないことです。
2つ目は「怪しいと思うこと」という意味で、正体がはっきりせずに変だと思うこと」という意味で、おかしい、何かありそうだと思うことです。
3つ目は「仏教用語で、人間の知識や理解を超えていること」という意味です。
上記に共通するのは「説明がつかない」という意味です。
「不思議」の使い方
「不思議」は名詞・形容動詞として「不思議だ・である」と使われたり、形容詞として「不思議な現象」などと使われたり、副詞として「不思議に思う」などと使われます。
基本的に、普通に考えても説明のつかないことや、怪しくて変だと思うことに使われる言葉です。
「不思議」の例文
・『彼女なら政治家になっても不思議はない』
「疑問」と「謎」と「不思議」の違い
「疑問」は「本当かどうか信じられなこと」「結果に納得できない様子」という意味です。
「謎」は「内容や正体がはっきりしていない状態」という意味です。
「不思議」は「普通に考えても説明のつかないこと」「怪しくて変だと思うこと」という意味です。
まとめ
今回は「疑問」と「謎」と「不思議」について紹介しました。
「疑問」は「信じられない」、「謎」は「はっきりしない」、「不思議」は「説明がつかない」と覚えておきましょう。