「研究職」と「開発職」の違いとは?使い方や例文も徹底的に解釈

「研究職」と「開発職」の違いビジネス・就職・転職

この記事では、「研究職」「開発職」の違いや使い方を分かりやすく説明していきます。

研究職と開発職の違い

「研究職」とは職業の一種です。

仕事内容は、調査研究、試験研究、鑑定などです。

職場は国や公的機関の研究所、大学や企業など民間の研究所などになります。

「開発職」とは職業の一種です。

仕事内容は、新たな技術や製品を開発することです。

職場は民間の企業になります。

2つの職業は、仕事内容が異なります。

「研究職」「研究」が主な仕事内容で、「開発職」「開発」が主な仕事内容です。

しかし、研究開発職というものもあり、両者を区別していないこともあります。


研究職と開発職の使い方の違い

職場を探しているとき、職業を尋ねられたときなどに使われる言葉です。

「研究職」の場合は、大学院を卒業してから採用されることが一般的です。

より専門的なことを学ぶためには、大学院に行くことが望ましいとされます。

「開発職」は大学卒業でも採用していることがあります。

身近なところでいうと、食品の開発、化粧品の開発などがあります。

「開発職」に就くために特罰な資格を必要としませんが、企業によっては特定の資格があると有利になることがあります。


研究職と開発職の英語表記の違い

「研究職」は英語では“researcher”と表記します。

“researcher”は研究者という意味ですが、「研究職」は研究をしているもののことも指すので、このような英語で表現します。

「開発職」は英語では“Development position”となります。

“Development”は開発、“position”は地位や部署を意味します。

研究職の意味

「研究職」とは、研究を仕事にしている職業のことです。

「研究」には、物事を詳しく調べたりして、真実や理論を明らかにするという意味があります。

「研究職」の仕事には、基礎研究と応用研究があります。

基礎研究とは、応用や用途を考えず、仮説や理論を作りあげたり、自然認識を得るために行われたりする研究のことです。

応用研究とは、特定の目的を定めて、理論や概念の実用性を確かめたり、新たな応用方法を研究したりすることです。

「研究職」の職場は、民間の企業や大学、国や公的機関の研究所などです。

研究職の使い方

職業に関連する場面で使用される言葉です。

就職先を探しているとき、職業を尋ねられたときなどには、その職業についている人なら「研究職」という言葉がでてきます。

日常生活では、あまり使われない言葉です。

研究職を使った例文

・『彼は研究職に就いている』

・『将来は研究職に就きたい』

・『研究職につくために勉強している』

・『論文を読むのも研究職の仕事の一つ』

・『研究職ってどんなことをするのですか』

研究職の類語

「研究職」の類語はありませんが、「研究」の類語は「究める」です。

「究める」とは、深く追求をして、すっかり明らかにすることを意味します。

研究職の対義語

対義語はありません。

開発職の意味

「開発職」とは、開発を主な仕事内容にしている職業のことです。

「開発」には、新しい技術や製品を実用化する、知識な能力を引き出して活用させるという意味があります。

「開発職」の主な仕事内容は、新しい技術を作りだすことや、新しい製品を作り出すことです。

職場は企業のことが多くあります。

商品開発の場合は、「こんな製品が欲しい」「あったら便利」といった発想から、実際の製品化に向けて行動をしていきます。

製品といっても、家電製品、食品、化粧品、玩具などさまざまあります。

消費者はどのようなことを求めているのか調査し、それをもとにアイデアを出し合い、実際に製品の形を作りあげていき、製品ができたらどのような戦略で販売していくのかといった工程を経ていきます。

「開発職」はチームで仕事をすることがあるので、チームワークが必要とされます。

開発職の使い方

職業に関係する場面で使用される言葉です。

就職先を探しているとき、職業を尋ねられたときなどに「開発職」という言葉が出てきます。

日常生活では、あまり使われない言葉です。

開発職を使った例文

・『企業で開発職に就いています』

・『開発職に就くには将来への見通しが必要だ』

・『将来は開発職に就きたいと考えています』

・『私の父は開発職です』

・『企業の開発職募集に応募する』

開発職の類語

「開発職」の類語はありませんが、「開発」の類語は「開拓」です。

「開拓」とは、新しい分野や領域の道を開くことを意味します。

開発職の対義語

対義語はありません。

まとめ

どちらの言葉にも職業を意味する「職」の漢字が使用されていて、2つの言葉はある職業のことを指しています。

違いは仕事内容です。

「研究職」は研究、「開発職」は開発を主な仕事内容としています。

しかし、両者が一緒になっていることもあります。