「物置」と「収納庫」と「倉庫」の違いとは?分かりやすく解釈

「物置」と「収納庫」と「倉庫」の違い生活・教育

保管や保存のためのスペースを指す言葉として「物置」「収納庫」「倉庫」があります。

どれも一般的に使われている呼び方ですが、具体的にはどんな違いで区別されているのでしょうか。

今回は、「物置」「収納庫」「倉庫」の違いについて解説します。

「物置」とは?

「物置」とは、「日常生活でたまに使う雑多なものをいれておくための場所」を意味する言葉です。

「物置」にはあまり価値の高くないものが置かれます。

日常生活で使う機会はそれなりにあるが普段使わない物が入れられることが多くあまり頻繁に出し入れは行われません。

手近になくても困らない物をおいておく一時的なスペースが「物置」です。

「物置」は収納や保管など物を大切にしまっておくための場所ではないので補完性や保存性などはあまり考慮されていません。

一般的には家屋とは別に設けられた小さな小屋などのスペースを「物置」にすることが多く、置き場所に困った物品のとりあえずの置き場所としても使われます。


「物置」の例文

・『庭に物置を設置する』
・『長いホースが物置にあったと思うので持ってきてほしい』


「収納庫」とは?

「収納庫」とは、「屋内に設置されるまとまった収納スペース」を意味する言葉です。

「収納庫」は収納場所」のうち「ある程度の広さがあり他の用途には用いられない収納専用のスペース」を指します。

「収納場所」とだけ言うと手文庫や小箱など小さめのものも含まれますが「収納庫」が表すのはもっと広くある程度荷物をまとめて収納できる場所です。

「収納庫」「庫」には「安全に物をしまっておくための建物や場所」という意味があります。

本来は専用の建物のような大きなスペースを指す言葉でしたが、現在は「物をしまっておくための家具」という意味で使われています。

具体的な定義などはありませんが一般的には「クローゼット」「キャビネット」「戸棚」などが「収納庫」に該当します。

「収納庫」の例文

・『収納庫は買い置きの食料でいっぱいだ』
・『荷物であふれた収納庫を一念発起して整理することにした』

「倉庫」とは

「倉庫」とは、「沢山の荷物を保管しておくための施設」を意味する言葉です。

「倉庫」「物品をある程度長期間保管しておくための場所」を指します。

自己が所有するする物品だけではなく人から預かったものや業務上保管する必用があるもの、出荷に備えて一時的に保管しておくものなど荷物を置くために用意された専用の施設や場所が「倉庫」です。

「倉庫」の例文

・『倉庫で在庫をチェックする』
・『港に集められた荷物は全て倉庫に収められる』

「物置」と「収納庫」と「倉庫」の違い

「物置」「収納庫」「倉庫」の違いは「規模」「用途」です。

「物置」は日常であまり使わないものを収めるための場所で小さな小屋程度の広さのものを指します。

「収納庫」は住宅内にあり日常的に使うものを一時的にしまっておくための家具や設備を指します。

「倉庫」は広い部屋や専用の建物など規模が大きくて荷物を大切に保管するための施設です。

まとめ

「物置」「収納庫」「倉庫」は日常的に使う表現です。

似たような意味合いでも規模や目的が違うのでそれぞれの違いを覚えて適切に使い分けましょう。