「覇者」と「覇王」と「王者」の違いとは?分かりやすく解釈

「覇者」と「覇王」と「王者」の違い生活・教育

この記事では、「覇者」「覇王」「王者」の違いを分かりやすく説明していきます。

「覇者」とは?

「覇者」は、中国において君主から覇という勲章をもらった者のことで、「覇者」という者は、武力や知力などを用いて君主を助けた人物のことを指します。

よって、王ではなく、単なる君主を助けた知力や武力に優れている人でしかないのが、「覇者」です。

ですが今現在では、王のことを意味し武力や知力ですべてを制した実質的な王のことを意味します。


「覇王」とは?

「覇王」は単に自分が強いことを名乗るだけに意味があり、三国志の関羽が名乗っただけの言葉で強者だというだけの意味です。

ちなみに、漫画、北斗の拳の羅王は「覇王」を名乗っており、これは単に王様ではなく、自分は強いですと言っているに過ぎず、最終的には本当の強者であるケンシロウに敗れました。


「王者」とは

「王者」は、そのカテゴリーでのみ一番強い人のことです。

例えば、F1であれば、ハミルトンのように毎回大会でトップ成績に君臨する人物が「王者」です。

ですが、「王者」はそのカテゴリーでのみ強いので別の種目に出て西京であるかは別の問題です。

また、「王者」はそのカテゴリーで最強であるが故、常に挑戦者に狙われる存在でもあります。

「覇者」と「覇王」と「王者」の違い

「覇者」「覇王」については、「覇者」は武力や知力をフルに使用して王になる人物で、「覇王」は単に自分は強いですと名乗っているに過ぎない自分でつけた称号です。

よって、「王者」とも異なり、「王者」は自分の実力で勝ち取るため、言ってしまえば、自分は強いと自分の物差しで述べている自惚れている「覇王」と比べるとかなり強いです。

よって強さによる違いにおいては、「覇者」が絶大で、これは国を手に入れるが故絶大な力で、「覇王」は別に喧嘩に強ければそれでよしで、喧嘩にルールを設けた場合、「王者」に負けてしまうことも考えられるので「王者」「覇王」はどっこいどっこいと言ってよいでしょう。

まとめ

「覇王」と聞くとものすごく強いんだろうと思われる方が多いんですが、実はこれ、自分の物差しで自分は強いと言っているにすぎず、不良が喧嘩が強いと言っているのと同じです。

その為、北斗の拳の羅王さんは、ケンシロウさんに負けてしまいましたがこれは自分の物差しであったが故です。

逆に「王者」となる物はルールという物が付きまとい、ルールに従ったうえでのチャンピオンなので、一番強いと言ってよいのは、「覇者」でこれは国を動かす立場にあるが故、知力および戦闘力が高い者でなければ務まらないです。

ただ、現在では、知力や個人の戦闘力を簡単に覆すことができる武器群があるので「覇者」となるのは実質軍事力で他の国を縛り付けて自分のものにする国辺りになると思われ、一対一で戦い強い、多数対一で戦った勝てるという人物は求めていません。

何故なら、核兵器という絶大な兵器群があるうえパワーバランスを簡単に覆すような恐ろしいものが大量に現在は溢れているが故、暴力や知力よりもっと恐ろしい狡猾さの方が現代の社会では重要であると言えます。