みなさんはマンションにおける「管理組合」と「管理会社」と「管理人」がどのようなものかご存知でしょうか?
そこでこの記事では、「管理組合」と「管理会社」と「管理人」の違いを分かりやすく説明していきます。
「管理組合」とは?
「管理組合」は「かんりくみあい」という読み方になりますが、「分譲マンションなどの区分所有建物においてその区分所有法によって区分所有者全員で構成された団体のこと」を指しています。
この「管理組合」は区分所有者、すなわちマンションの住居者が構成員となるわけです。
「管理組合」の例文
ここで「管理組合」の例文を見ていきましょう。
・『ウチのマンションの管理組合の費用はかなり安いから助かっているな』
・『今度管理組合で打合せがあるけど、マンションの老朽化対策についての議題だってさ』
「管理会社」とは?
「管理会社」は「かんりがいしゃ」と読みます。
この「管理会社」は「入居者の募集を行ったり、マンションのメンテナンス管理・退室時の原状回復やリフォームなどを行っている会社のこと」を指しています。
「管理会社」の例文
では、ここで「管理会社」の例文を見ていきましょう。
具体的には以下のようなものがあります。
・『これまでA社がこのマンションの管理をやっていたけど、あまりにずさんなので管理会社を見直すことにしよう』
・『この近辺の高層マンションの管理会社はあの会社が一手に引き受けているらしいんだ』
「管理人」とは
マンションにおける「管理人」とは「マンションの点検や管理を行う人のこと」であり、単身者や子持ち夫婦・高齢者など幅広い年齢・多様な家族構成の住民が住んでいるために人生経験が豊富な中高年の人が「管理人」となることが多いです。
「管理人」の例文
ここで「管理人」の例文を挙げてみました。
以下のような文章になります。
・『ウチのマンションの管理人さんはすごく気立てが良くて色々なことにもすぐに対応してくれるからいいわ』
・『最近、管理人さんが変わちゃって、ぶっきらぼうじゃない?嫌な感じがするわよね』
「管理組合」と「管理会社」と「管理人」の違い
ここで「管理組合」と「管理会社」と「管理人」の違いを見ていきましょう。
「管理組合」は「管組合が管理する敷地内や組合管理が管理しなけれならない共用部分などの保安・保全・保守やさらには清掃・消毒・ごみ処理などの行うこと」が役目となっています。
また管理部分の修繕やそれに必要な長期修繕計画の作成・変更に関する業務・長期修繕計画書の管理も重要な業務となっているのです。
「管理会社」は「入居者の募集を始めマンションのメンテナンス・家賃管理・退室後の原状回復・リフォームなどが仕事」を担当しています。
戸建てとは異なりマンションには数十~数百の華族が1つの建物の中で暮らしているために、「管理人」が「住民・管理組合などからの依頼を受けて住民が快適にくらせるようにしているのです。
まとめ
ここまで「管理組合」と「管理会社」と「管理人」の意味や違いを説明してきました。
これらの存在はマンションの生活を快適にするためのものであることを知っておかなければなりません。