「区分マンション」と「一棟マンション」の違いとは?使い方や例文も解釈

「区分マンション」と「一棟マンション」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「区分マンション」「一棟マンション」の違いや使い方を分かりやすく説明していきます。

「区分マンション」と「一棟マンション」の違い

「区分マンション」「一棟マンション」はどちらも「REIT(不動産投資信託)などの投資対象になっているマンション」のことですが、それぞれのマンションの所有数・保有形態が異なります。

「区分マンション」とは「マンションを一部屋ずつの単位」で所有(投資)することを意味していて、「一棟マンション」のほうは「マンションの建物全体(マンション一棟の部屋全部)」で所有(投資)することを意味していることを意味している違いを指摘できます。


「区分マンション」と「一棟マンション」の使い方の違い

「区分マンション」「一棟マンション」の使い方の違いは、「REITも含む不動産投資において一部屋ずつの単位」で所有(投資)する場合には「区分マンション」の表現を使います。

「区分マンション」に対して「一棟マンション」のほうは、「マンションの建物全体・部屋全部」で所有(投資)する場合に使うという違いがあるのです。


「区分マンション」と「一棟マンション」の英語表記の違い

「区分マンション」を英語で表記すると、以下のようになります。

“condominium ownership”“condominium”(マンションの一部屋ごとの区分所有・区分マンション)

「区分マンション」に対して「一棟マンション」を英語で表記すると、以下のようになります。

“apartment ownership”“investment apartment”(マンション全体の所有や投資・一棟マンション) 上記のように、「区分マンション」の英語表記は“condominium ownership”などで、「一棟マンション」の英語表記は“apartment ownership”であるという違いを指摘することができます。

「区分マンション」の意味

「区分マンション」という言葉の意味は、「REIT(不動産投資信託)などの不動産投資対象となる一部屋単位のマンション・投資用の分譲マンション」になります。

「区分マンション」というのは、「不動産投資として一部屋ずつの単位で所有(投資)しているマンション」を意味している投資用語なのです。

「区分マンション」の使い方

「区分マンション」という言葉は、「REIT(不動産投資信託)などの不動産投資対象として、一部屋ずつの単位で所有や投資をしているマンション」を意味して使うという使い方になります。

例えば、「個人投資家の投資資金では、区分マンションでないと保有することは難しいです」「区分マンションで不動産投資を始めました」などの文章で使えます。

「区分マンション」を使った例文

・『会社の給料だけでは不安なので、区分マンションを所有して不動産投資を始めました』

・『私が保有しているREIT(不動産投資信託)は、区分マンション投資を中心にしたものです』

・『マンション全体の購入は個人投資家では難しいので、区分マンションへの投資をおすすめします』

・『区分マンションでも入居者に選んでもらえるようにするために、部屋の修繕・管理は欠かせません』

・『家族で住んでいる分譲マンションとは別に、家賃収入を得るための区分マンションの保有を検討しています』

「区分マンション」の投資のメリット

「区分マンション」の投資のメリットとして、「資金力の弱い個人投資家(少ない投資資金の前提)でも始められる」「空き室が多くて投資が上手くいかない時にも損失が限定されること」があります。

また「区分マンション」の投資には、「少ない部屋数なら修繕費・管理費も安くなる」「立地の良い一部屋だけの所有なら入居率100%になりやすい」といったメリットもあります。

「区分マンション」の投資のデメリット

「区分マンション」の投資のデメリットとして、「一部屋だけの所有の場合に入居者が見つからないと(災害の被害に遭うと)、家賃収入がゼロになること」があります。

また「区分マンション」には、「他の部屋の住人の反対などで修繕・改装ができなかったり入居要件が緩和できなかったりするデメリット」も挙げられます。

「一棟マンション」の意味

「一棟マンション(ひとむねマンション)」という言葉は、「REIT(不動産投資信託)・不動産投資などの投資対象になっているマンションの建物全体や全ての部屋」を意味しています。

「一棟マンション」というのは、「不動産投資の対象となる一つのマンションの建物全体・部屋すべて」を意味している投資用語なのです。

「一棟マンション」の使い方

「一棟マンション」の使い方は、「REIT(不動産投資信託)などの不動産投資対象として、マンションの建物全体(全ての部屋)に投資をしているマンション」を意味して使うという使い方になります。

例えば、「都会の一棟マンションに投資するためには、最低でも数億円以上の投資資金を準備しておく必要があります」などの文章で使用することができるのです。

「一棟マンション」を使った例文

・『初期投資の規模が大きくなるため、一棟マンションに投資できる人は限られています』

・『一棟マンションの不動産投資は、自然災害のリスクがかなり大きくなってしまいます』

・『父が保有していた一棟マンションを、父の死後に相続することができました』

・『一棟マンションが古くなると、修繕・改修のコストがかなり高くなってきます』

・『一棟マンションを満室にできれば、毎月かなりの安定した不労所得を得ることができます』

「一棟マンション」の投資のメリット

「一棟マンション」の投資のメリットには、「複数の部屋を所有しているため、家賃収入がゼロになるリスクが低い」「空室率さえ低ければ、安定して大きな家賃収入を得やすいこと」があります。

また「一棟マンション」の投資には、「マンション全体を保有しているのでリフォームや修繕・改修を自分の意志だけで自由にできる」というメリットもあります。

「一棟マンション」の投資のデメリット

「一棟マンション」の投資のデメリットには、「初期投資・借入金の負担が大きいため、大半の個人投資家は資金不足で投資できないこと」「空室率が高くなると、利益よりも損失が大きくなってしまうリスク」があります。

また「一棟マンション」の投資には、「老朽化すると管理費・修繕費のコストが高くなる」「自然災害の被害でマンション全体が使えなくなるリスク(収益ゼロになるリスク)」といったデメリットも指摘できます。

まとめ

「区分マンション」「一棟マンション」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか? 「区分マンション」「一棟マンション」の意味・使い方・メリットとデメリットを詳しく調べたい時は、この記事をチェックしてみてください。