「ぱらつく」と「しょぼつく」と「しぐれる」の違いとは?分かりやすく解釈

「ぱらつく」と「しょぼつく」と「しぐれる」の違い生活・教育

この記事では、「ぱらつく」「しょぼつく」「しぐれる」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ぱらつく」とは?

「ぱらつく」の意味は以下の通りです。

1つ目は「雨や霰(あられ)などが、少しずつ降って来ること」という意味で、雨や霰など、物にあたるとバラバラとするものが、あまり激しくない勢いで振って来ることです。

2つ目は「小さな物が少し乱れ散ること」という意味で、米や豆など小さな粒状の物が、幾つか散ったり落ちたりすることです。

3つ目は「数値などで少数が不規則に分布すること」という意味で、統計データを取った時に、ほんの幾つか標準より離れることです。

上記に共通するのは「小さなものが細かく散る」という意味です。


「ぱらつく」の使い方

「ぱらつく」は動詞として「ぱらつく・ぱらついた」と使われたり、副詞として「ぱらついて濡れる」などと使われたり、名詞として「ぱらつきがある」などと使われたりします。

基本的に、雨や霰などがわずかに降ることや、小さなものがわずかに散り乱れる様子に使われる言葉です。


「ぱらつく」の例文

・『昼間に雨がぱらつく』

「しょぼつく」とは?

「しょぼつく」の意味は以下の通りです。

1つ目は「小雨が弱々しく降り続く」という意味で、小雨や霧雨が降って周囲のものがしっとりと濡れる様子のことです。

2つ目は「目が見えにくくてかすむ」という意味で、疲れ目や眠気などで目を開けているのが辛い状態のことです。

上記に共通するのは「弱々しい」という意味です。

「しょぼつく」の使い方

「しょぼつく」は動詞として「しょぼつく・しょぼついた」などと使われたり、副詞として「しょぼついて降る」などと使われたり、名詞として「目のしょぼつきが辛い」などと使われます。

基本的に、小雨が弱々しく陰気に降り続くことや、気力がなくなっている状態に使われる言葉です。

「しょぼつく」の例文

・『小雨がしょぼついて庭のアジサイが映える』

「しぐれる」とは?

「しぐれる」「時雨れる」と書き、意味は以下の通りです。

1つ目は「ざっと通り雨が降る」という意味で、一時的にざっと周囲が濡れる程の雨が降ることです。

2つ目は「涙を落とす」という意味で、比喩的にぽろぽろと涙を落とすことです。

上記に共通するのは「一時的にざっと生じる」という意味です。

「しぐれる」の使い方

「しぐれる」は動詞として「しぐれる・しぐれた」などと使われたり、副詞として「しぐれて濡れる」などと使われたり、名詞として「時雨煮」などと使われたりします。

基本的に、一時的にざっと雨が降ることに使われる言葉です。

「しぐれる」の例文

・『朝からしぐれて外出するのが億劫になる』

「ぱらつく」と「しょぼつく」と「しぐれる」の違い

「ぱらつく」「雨や霰などがわずかに降ること」「小さなものがわずかに散り乱れる様子」という意味です。

「しょぼつく」「小雨が弱々しく陰気に降り続くこと」「気力がなくなっている状態」という意味です。

「しぐれる」「一時的にざっと雨が降ること」という意味です。

まとめ

今回は「ぱらつく」「しょぼつく」「しぐれる」について紹介しました。

「ぱらつく」「わずかに降る」「しょぼつく」「弱々しく降り続く」「しぐれる」「一時的に降る」と覚えておきましょう。