この記事では、「マナー」と「常識」と「良識」の違いを分かりやすく説明していきます。
「マナー」とは?
「マナー」の意味は「その場にふさわしい振る舞いや礼儀作法」です。
大勢の人と接する際に、相手を不快にさせず、雰囲気を良くする為の態度や礼儀のことです。
「マナー」は英語の「mannner」が日本語化した言葉で「態度」「物腰」「応接」「行儀」「作法」「礼儀」「形式」「やり方」「方法」などの意味があります。
「マナー」の使い方
「マナー」は日本語で使う場合、名詞として「マナーがある・ない」「マナーを守る・守らない」「マナー違反」などと使われます。
基本的に、社会人として人と接する時に必要な、その場にふさわしい振る舞いや礼儀作法に使われる言葉です。
「マナー」の例文
・『メールやLINEを送る時にはマナーを守る』
「常識」とは?
「常識」は「じょうしき」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「一般の社会人が持つべきとされる、共通の考え方や判断力」という意味で、普通の人ならそうする、そう考えるということです。
2つ目は「一般の社会人が持つべきとされる知識」という意味で、誰でも知っている様な事柄のことです。
上記に共通するのは「一般の社会人が身につけている」という意味です。
「常識」の使い方
「常識」は名詞・形容動詞として「常識だ・である」「常識がある・ない」「常識的」「非常識」などと使われます。
基本的に、一般の社会人が持つべきとされる、考え方や判断力、知識や教養に使われる言葉です。
「常識」の例文
・『歩行者が道路を渡ろうとしたら車は一時停止するのが常識だ』
「良識」とは?
「良識」は「りょうしき」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「ものごとの健全な考え方」という意味で、ものごとの道徳的な、どうあるのが正しいかとする考え方のことです。
2つ目は「ものごとを深く見通して本質を捉えること」という意味で、その場で全てを理解する優れた判断力のことです。
上記に共通するのは「正しい考え方」という意味です。
「良識」の使い方
「良識」は名詞として「良識がある・ない」「良識的」「良識ある行動」などと使われます。
基本的に、ものごとの正しい、本質を捉えた考え方に使われる言葉です。
「良識」の例文
・『事故を起こした時にはドライバーの良識ある行動が求められる』
「マナー」と「常識」と「良識」の違い
「マナー」は「社会人として人と接する時に必要な、その場にふさわしい振る舞いや礼儀作法」という意味です。
「常識」は「一般の社会人が持つべきとされる、考え方や判断力、知識や教養」という意味です。
「良識」は「ものごとの正しい、本質を捉えた考え方」という意味です。
まとめ
今回は「マナー」と「常識」と「良識」について紹介しました。
「マナー」は「行儀や礼儀作法」、「常識」は「一般的な考え方」、「良識」は「正しい考え方」と覚えておきましょう。