「就職」と「就労」と「内職」の違いとは?分かりやすく解釈

「就職」と「就労」と「内職」の違いとは?生活・教育

社会人になると、「就職」「就労」という言葉がよく耳にすることが多くなってきます。

学生の時に「就職活動」して企業から採用内定をもらう。

そして「就労」することになるのですが、この他にも「内職」という言葉も時折使われることがあります。

そこでこの記事では、「就職」「就労」「内職」の違いを分かりやすく説明していきます。

「就職」とは?

「就職」「しゅうしょく」という読み方をするのですが、「新しく職に就く(つく)こと」、ないしは「働き口を得ること」ということを指しています。


「就職」の例文

「就職」の例文は以下のようなものが挙げられます。

・『長男は就職氷河期を乗り越えて何とか内定をもらった』
・『今年は就職活動が激化しているようだ』
例文を見ると、就職活動に関することが多く使われています。


「就労」とは?

「しゅうろう」と読む「就労」「仕事に取り掛かる」「仕事についていること」という意味も持つ言葉です。

「就労」の例文

「就労」の例文は以下のようなものになります。

・『隣にする外国人は不法就労で検挙された』
・『当社は就労継続支援事業を行っている』
「就労」という言葉を聞くと「就労ビザ」を連想される人も少なくないでしょう。

例文にあるように「不法就労」などで使われています。

「内職」とは

「ないしょく」という読み方になる「内職」「本職の他に生活費の支える補助的な収集を得るための仕事」「その稼ぎ・収入」のことを指しています。

「内職」の例文

・『母は内職をいくつも掛け持ちで生活を支えてくれた』
・『私は本業の他に内職もやりながら収入を稼いでいる』
「内職」とは「本業とは別にサブ的な収入を稼ぐための仕事」という意味合いがあり、昼間には会社勤めなど通常の仕事をしながら、スキマ時間で収入を稼ぐことを「内職」で言い表しています。

「就職」と「就労」と「内職」の違い

ここで「就職」「就労」「内職」の違いを見ていきましょう。

「就職」「新しく職に就くこと」という意味を持っていますが、「就職活動は春には活発になっている」「就職サイトに登録しておくことが大事」と言ったような活用になります。

「就労」「仕事に取り掛かる」という解釈で「就労体験が大事」「就労条件はどのような内容になっているか」などの使い方になります。

「就職」「就労」と比べて「内職」は、「本職とは副収入を得るための仕事」という意味で使われています。

まとめ

ここまで「就職」「就労」「内職」の意味や違いを説明してきました。

特に就職活動をされている学生さんたちにとっては、「就職」「就労」という言葉には敏感ではないでしょうか。

また、最近では「内職」をする社会人も増えてきていますが、「副業」という名称が多くなってきた感があります。

しかし、「内職」という言葉の内容を理解しておくと言葉の幅が広がっていきます。

しっかりと覚えておくようにしましょう。