この記事では、「惜しい」と「もったいない」と「悔しい」の違いを分かりやすく説明していきます。
「惜しい」とは?
「惜しい」は「おしい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「自分にとって大切なものを失いたくないと思う気持ち」という意味で、大切な人や物などがなくなるのた忍びないと思うことです。
2つ目は「物を無駄にしたくないと思う気持ち」という意味で、自分の手元にあるものを無駄に減らしたくないと思うことです。
3つ目は「あと少しのところで実現できずに心残りである」という意味で、もう一歩のところで果たせずに未練が残ることです。
上記に共通するのは「心残りがある」という意味です。
「惜しい」の使い方
「惜しい」は形容詞として使われたり、副詞として「惜しくも逃した」などと使われたり、名詞として「負け惜しみ」などと使われたりします。
基本的に、自分の元から失われていくことに対して心残りがある様子に使われる言葉です。
「惜しい」の例文
・『だらだらしている時間が惜しい』
「もったいない」とは?
「もったいない」は「勿体ない」と書き、意味は以下の通りです。
1つ目は「使えるものをそのままにしておくことが忍びない」という意味で、有用なのに活用しないことに対して気が引けることです。
2つ目は「まだ使えるものを無駄にするのが忍びない」という意味で、有用なのに捨てたりどうでもいいことに使うことに対して罪悪感を持つことです。
上記に共通するのは「使わないことへの罪悪感」という意味です。
「もったいない」の使い方
基本的に、使えるものを活用しなかったり、無駄にするこに対して忍びないと思う様子に使われる言葉です。
「もったいない」の例文
・『野菜の芯を捨てるのはもったいない』
「悔しい」とは?
「悔しい」は「くやしい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「ものごとが思い通りにならず、諦められない気持ち」という意味で、自分の理想通りにならずに残念でたまらない気持ちのことです。
2つ目は「人前で恥をかいて腹立たしい気持ち」という意味で、人に貶められたり、悪口を言われて無念に思うことです。
3つ目は「後になってからあれこれ思う」という意味で、後になってから「ああすればよかった」と思うことです。
上記に共通するのは「思い通りにならずに不快になる」という意味です。
「悔しい」の使い方
「悔しい」は形容詞として使われたり、副詞として「悔しく思う」などと使われたり、名詞として「悔しさをバネにする」などと使われたりします。
基本的に、自分の思い通りにならなかったり、恥をかいたりして、後から腹立たしく思うことに使われる言葉です。
「悔しい」の例文
・『ライバルとの勝負に負けて悔しい』
「惜しい」と「もったいない」と「悔しい」の違い
「惜しい」は「自分の元から失われていくことに対して心残りがある様子」という意味です。
「もったいない」は「使えるものを活用しなかったり、無駄にするこに対して忍びないと思う様子」という意味です。
「悔しい」は「自分の思い通りにならなかったり、恥をかいたりして、後から腹立たしく思うこと」という意味です。
まとめ
今回は「惜しい」と「もったいない」と「悔しい」について紹介しました。
「惜しい」は「失いたくない」、「もったいない」は「使えるのに忍びない」「悔しい」は「思い通りにならず腹立たしい」と覚えておきましょう。