「雑談」と「歓談」と「懇談」の違いとは?分かりやすく解釈

「雑談」と「歓談」と「懇談」の違い生活・教育

「雑談」「歓談」「懇談」という3つの言葉はどれも「会話をする」ことに関連した意味合いを持っています。

この記事では、「雑談」「歓談」「懇談」の違いを分かりやすく説明していきます。

「雑談」とは?

「雑談」「ざつだん」という読みで、とりとめのない会話やテーマを特に決めることなく気楽に好きな話をすることを言います。

辞書では「よもやま話」と説明されていることも多く、さまざまな内容の話を誰かとすることを示しています。


「雑談」の例文

・『映画が始まるまでまだ時間があるので、近くにあるカフェで友人と雑談をしながら待つことにした』
・『街中で友人にばったりと会って、たわいもない雑談を交わした』


「歓談」とは?

「歓談」「かんだん」という読みで、「歓」には「よろこび」という意味、「談」には「話をする」「会話をする」といった意味があり、組み合わせることでお互いに打ち解けて会話を楽しむ、楽しく話をするといった意味があります。

「歓談」という言葉を使用する場合は、打ち解けている親しい間柄の相手や知りあって間もない相手でも気があって楽しい会話のできる相手に使いましょう。

「歓談」の例文

・『結婚式で花嫁がお色直しをするとのことで、司会者から「しばしご歓談ください」とのアナウンスがあった』
・『久しぶりの同窓会で再会した友人と歓談する』

「懇談」とは?

「懇談」「こんだん」という読みで、打ち解け合って真剣にじっくりと話をするという意味があります。

幼稚園や学校などの教育機関でよく使用されており、「懇談会」「三者懇談」という言葉があります。

先生と保護者が子どもの生活や将来について、しっかりと打ち解けてじっくり話をする「懇談会」は一番わかりやすい例です。

「懇談」の例文

・『明日の15時から学校の教室で子どもの三者懇談会があります』
・『町長が代表住民と地域のことについて話し合うための行政懇談会が開催されることになった』

「雑談」と「歓談」と「懇談」の違い

「雑談」「歓談」「懇談」という3つの言葉は「話をする」という意味で共通しているものの、相手やシチュエーションに違いがあります。

「雑談」はどんな話をするのかという決まりがなく、たわいもない話や気軽にできる話ということで相手も特に指定されずちょっとした時間に軽く話をするといった意味です。

「歓談」は打ち解け合った親しい間柄の相手とするテーマ指定のない楽しい会話、「懇談」はお互いに打ち解けて真剣にじっくりと決まったテーマについて話をする会話というような違いがあります。

そのため、3つの言葉が使用されるシチュエーションに違いがあるので、それぞれの意味にあったシチュエーションで正しく使い分けるようにしましょう。

まとめ

ここでは「雑談」「歓談」「懇談」という言葉の意味や違い、使い方について例文を用いて分かりやすく紹介してきました。

それぞれに相手、シチュエーションが分かれているので、ここで説明した意味や例文を参考に正しく使ってみてください。