この記事では、「かなり」と「結構」と「ずいぶん」の違いを分かりやすく説明していきます。
「かなり」とは?
「かなり」は「可成り」と書き、意味は以下の通りです。
1つ目は「相当な程度まで達している様子」という意味で、普通に考えるよりも高い程度まで行っている様子のことです。
2つ目は「極端ではないが、平均は超えている様子」という意味で、意外に程度が高い様子のことです。
上記に共通するのは「普通より高い程度」という意味です。
「かなり」の使い方
「かなり」は名詞・形容動詞として「かなりだ・である」と使われたり、副詞として「かなり目立つ」などと使われたりします。
基本的に、普通に考えるよりも高い程度に達していることに使われる言葉です。
「かなり」の例文
・『彼は起業してかなり稼いでいるらしい』
「結構」とは?
「結構」は「けっこう」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「優れいてて欠点がない様子」という意味で、素晴らしいと思うことです。
2つ目は「それで満足する様子」という意味で、その条件や状態で良いと思うことです。
3つ目は「それ以上必要ない」という意味で、相手からの提案を断ることです。
4つ目は「それなりに程度が高い様子」という意味で、極端ではないが高い程度に達している様子のことです。
上記に共通するのは「満足する」という意味です。
「結構」の使い方
「結構」は名詞・形容動詞として「結構だ・である」「結構なお手前」などと使われたり、副詞として「結構役立つ」などと使われたりします。
基本的に、極端ではないが、思ったより高い程度に達していることに使われる言葉です。
「結構」の例文
・『このバッグは結構高かった』
「ずいぶん」とは?
「ずいぶん」は「随分」と書き、主な意味は以下の通りです。
1つ目は「常識的な範囲を越えている様子」という意味で、著しく程度が高いことです。
2つ目は「良くない意味で度合いが多いこと」という意味で、言動が度を超えていたり、予想外であることです。
3つ目は「明らかに事態がある状況に見合っていく様子」という意味で、以前よりも適した状態になっているとはっきり分かることです。
上記に共通するのは「いちじるしく度合いが高い」という意味です。
「ずいぶん」の使い方
「ずいぶん」は名詞・形容動詞として「ずいぶんだ・である」「ずいぶんな言い方」などと使われたり、副詞として「ずいぶん苦労した」などと使われたりします。
基本的に、良い意味・悪い意味に限らず、いちじるく度合いが高い様子に使われる言葉です」
「ずいぶん」の例文
・『短期間でずいぶん上達するものだ』
「かなり」と「結構」と「ずいぶん」の違い
「かなり」は「普通に考えるよりも高い程度に達していること」という意味です。
「結構」は「極端ではないが、思ったより高い程度に達していること」という意味です。
「ずいぶん」は「良い意味・悪い意味に限らず、いちじるく度合いが高い様子」という意味です。
まとめ
今回は「かなり」と「結構」と「ずいぶん」について紹介しました。
「かなり」は「普通より程度が高い」、「結構」は「思ったより程度が高い」、「ずいぶん」は「いちじるしく程度が高い」と覚えておきましょう。
