「立て続け」と「引き続き」と「続けざま」の違いとは?分かりやすく解釈

「立て続け」と「引き続き」と「続けざま」の違い生活・教育

この記事では、「立て続け」「引き続き」「続けざま」の違いを分かりやすく説明していきます。

「立て続け」とは?

「立て続け」「たてつづけ」と読みます。

意味は、「同じことや似たようなことが、間を置かずに起こる様子のこと」です。

一つのものごとが起きた後、すぐに同じ様なことが起きることを言います。

「立て」は動詞「立つ」の連用形で「ある現象や作用を目立たせたり生じさせたりする」という意味、「続け」は動詞「続く」の連用形が名詞化した言葉で、「ある事柄を、間をおかずに繰り返して行う」という意味、「立て続け」「ある現象や作用が間をおかずに繰り返し生じること」になります。


「立て続け」の使い方

「立て続け」は名詞・形容動詞として「立て続けだ・である」「立て続けに起きる・起きた」などと使われます。

基本的に、同じことや似た様なことが、一度起きた後すぐに繰り返し起こることに使われる言葉です。


「立て続け」の例文

・『身内の不幸が立て続けに起きてショックを受ける』

「引き続き」とは?

「引き続き」「ひきつづき」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「ものごとが途切れることなく続くこと」という意味で、一度起きたものごとがそのままずっと続くことです。

2つ目は「すぐそれに続いて起きること」という意味で、前のものごとにつながって違うことが起きることです。

上記に共通するのは「前につながっている」という意味です。

「引き続き」の使い方

「引き続き」は副詞として「引き続き行われる・行われた」と使われたり、名詞として「引き続きの件」などと使われたりします。

基本的に、一度起きたものごとにつながって次のことに入る様子に使われる言葉です。

「引き続き」の例文

・『引き続きご歓談をお楽しみ下さい』

「続けざま」とは?

「続けざま」「つづけざま」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「一つのものごとが終わってすぐに、違うものごとが次々と起こること」という意味で、前のものごとと関連性のないものごとが次々と生じることです。

2て目は「同じことを何度も繰り返し行うこと」という意味で、同じことが複数回繰り返されることです。

上記に共通するのは「次々と起きる」という意味です。

「続けざま」の使い方

「続けざま」は名詞・形容動詞として「続けざまだ・である」「続けざまの災難」などと使われたり、副詞として「続けざまに起きる」などと使われたりします。

基本的に、一つのものごとが終わってすぐに、次々とものごとが起こることに使われる言葉です。

「続けざま」の例文

・『日本各地で続けざまに地震が発生している』

「立て続け」と「引き続き」と「続けざま」の違い

「立て続け」「同じことや似た様なことが、一度起きた後すぐに繰り返し起こること」という意味です。

「引き続き」「一度起きたものごとにつながって次のことに入る様子」という意味です。

「続けざま」「一つのものごとが終わってすぐに、次々とものごとが起こること」という意味です。

まとめ

今回は「立て続け」「引き続き」「続けざま」について紹介しました。

「立て続け」「一度終わってすぐ」「引き続き」「つながっている」「続けざま」「次々と起きる」と覚えておきましょう。