この記事では、「肉弾戦」と「格闘戦」と「接近戦」の違いを分かりやすく説明していきます。
「肉弾戦」とは?
「肉弾戦」は「にくだんせん」と読みます。
「肉弾戦」は、「肉体を弾丸の代わりとして、敵陣に突入するような戦い」を意味します。
兵士が銃などを使い、遠距離で戦うのではなく、直接ぶつかり戦う様子を意味します。
また、「肉弾戦」には、比喩として、「格闘技などの試合で、選手同士がぶつかり合いながら競技すること」を意味します。
「肉弾戦」の言葉の使い方
アメリカンフットボールでは、選手同士が激しくコンタクトする場面があります。
このような時、「アメフトの試合で、激しい肉弾戦が行われている」などという文章を作ることができます。
「格闘戦」とは?
「格闘戦」は「かくとうせん」と読みます。
「格闘戦」とは、「航空戦における、戦闘機同士が空中戦をすること」を意味します。
射程距離が短い、機関銃などを使って行う、比較的距離が近い位置での空中戦のことを指します。
英語では「dog fight(ドッグファイト」)と呼ばれます。
「格闘戦」の言葉の使い方
戦争になり、本土に襲い掛かる敵国の戦闘機の集団を迎え撃つため、自国の戦闘機の集団が空へと飛び立つ場面があるかもしれません。
このような時、「戦闘機同士の格闘戦をするため、自国の戦闘機が飛び立つ」などという文章を作ることができます。
「接近戦」とは
「接近戦」は「せっきんせん」と読みます。
「接近戦」は、「互いに近接して戦うこと。
近い距離での戦い」という意味があります。
スポーツの試合や銭湯の場面で、敵と味方が近接して戦う場面を「接近戦」と呼びます。
「接近戦」の言葉の使い方
プロボクシングの試合で、ボクサー同士が距離を置かず、互いのパンチが当たる場所で試合をするとき、「接近戦」と呼びます。
「接近戦を選び、殴り合いを繰り広げる二人のボクサー」などという文章にすることができます。
「肉弾戦」と「格闘戦」と「接近戦」の違い
「肉弾戦」は、「肉体を弾丸の代わりとして、敵陣に突入するような戦い」を意味します。
次に、「格闘戦」とは、「航空戦における、戦闘機同士が空中戦をすること」を意味します。
さらに「接近戦」は、「互いに近接して戦うこと。
近い距離での戦い」という意味があります。
このように、3つの言葉は、「戦うこと」を意味しますが、それぞれ戦い方に特徴があります。
「肉弾戦」は、「体同士がぶつかり合う戦い」を意味し、「格闘戦」は「航空戦における、接近戦」を意味します。
「接近戦」は、「近い距離での戦い」を意味します。
「接近戦」を基準とすれば、「接近戦」で、互いの体がぶつかる場合は「肉弾戦」になり、航空戦の場合は、「格闘戦」となるという違いがあります。
まとめ
「肉弾戦」と「格闘戦」と「接近戦」の違いについて見てきました。
3つの言葉の違いを知ることで、きちんと使い分けることができるようになりそうです。