この記事では、「だるい」と「しんどい」と「辛い」の違いを分かりやすく説明していきます。
「だるい」とは?
「だるい」の意味は以下の通りです。
1つ目は「疲労や病気などで、身体が重くて動かすのが面倒な様子」という意味で、肉体的・精神的に身体が重く感じて動かすのが億劫な様子のことです。
2つ目は「しまりがない」という意味で、ものがしっかりしてなくて柔らかかったり、緩いことです。
3つ目は「遅い」という意味で、動作がのろくて鈍いことです。
上記に共通するのは「重くて鈍い」という意味です。
「だるい」の使い方
「だるい」は形容詞として使われたり、副詞として「だるくて眠い」などと使われたり、名詞として「だるさが残る」などと使われたりします。
基本的に、身体や物の状態などが、重くて動かしにくい様子に使われる言葉です。
「だるい」の例文
・『筋肉痛で全身がだるい』
「しんどい」とは?
「しんどい」の意味は以下の通りです。
1つ目は「ひどく疲れて辛い様子」という意味で、疲労により身体が重くて動くのがきついと感じる様子のことです。
2つ目は「面倒が多くて骨が折れる様子」という意味で、あれこれと苦労が多くてきついと感じる様子のことです。
上記に共通するのは「きついと感じる」という意味です。
「しんどい」の使い方
「しんどい」は形容詞として使われたり、副詞として「しんどくて辞めたい」などと使われたり、名詞として「しんどさを思い知る」などと使われます。
基本的に、肉体的・精神的に疲れてきついと感じる様子に使われる言葉です。
「しんどい」の例文
・『冬になると早起きするのがしんどい』
「辛い」とは?
「辛い」は「つらい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「他人に対して冷酷である」という意味で、人に対して情けのない態度を取ることです。
2つ目は「精神的・肉体的に苦しくて我慢できない」という意味で、嫌な目にあって苦しく耐えがたい様子のことです。
3つ目は「どう対処したらよいか悩むこと」という意味で、困難な状況にあり、対処に悩む様子のことです。
上記に共通するのは「心が苦しい」という意味です。
「辛い」の使い方
「辛い」は形容詞として使われたり、副詞として「辛くて泣ける」などと使われたり、名詞として「辛さを乗り越える」などと使われたりします。
基本的に、人に対して冷たく当たることや、精神的・肉体的に苦しくて我慢できない様子に使われる言葉です。
「辛い」の例文
・『どちらの味方もできない辛い立場になってしまった』
「だるい」と「しんどい」と「辛い」の違い
「だるい」は「身体や物の状態などが、重くて動かしにくい様子」という意味です。
「しんどい」は「肉体的・精神的に疲れてきついと感じる様子」という意味です。
「辛い」は「人に対して冷たく当たること」「精神的・肉体的に苦しくて我慢できない様子」という意味です。
まとめ
今回は「だるい」と「しんどい」と「辛い」について紹介しました。
「だるい」は「重くて動かしにくい」、「しんどい」は「疲れてきつい」、「辛い」は「苦しくて我慢できない」と覚えておきましょう。