「訂正」と「修正」と「変更」の違いとは?分かりやすく解釈

「訂正」と「修正」と「変更」の違い生活・教育

この記事では、「訂正」「修正」「変更」の違いを分かりやすく説明していきます。

「訂正」とは?

「訂正」とは主に書類や文章、伝言した言葉に対して、誤りや誤字脱字がある場合、それを正したいときに使用する言葉です。

「訂」という漢字には文字や文章を正すという意味が含まれており、会社で使用することやプライベートでも学校や銀行、市役所などに提出する書類に対して使用することも多くあります。


「訂正」の例文

・『市役所に提出する書類に誤りがあったので、訂正印を押して提出した』
・『作成してもらった書類に一部誤りがあったので、本日中に訂正して持って着てください』


「修正」とは?

「修正」とは伝言した内容や書類などに不備や誤りはないものの、不十分であったり、後からもっといい伝え方があったりした場合に改め直すという意味で使用する言葉です。

「修」という漢字には正しく整えるという意味合いが含まれており、「修正」という言葉には正しく整えることでより良い伝言、文章にしたいというときに使用されることが多くあります。

「修正」の例文

・『上司から昨日提出した書類に対して修正するように指示を受けた』
・『作文を読み返してみたら、一部修正する必要のある箇所が見つかった』

「変更」とは?

「変更」という言葉には、決まっていた物事を変え改めるという意味があります。

もちろん、物事だけでなく言葉や文章に対して、変え改める場合にも使用される言葉です。

「変更」の例文

・『予約したお店に電話して、日時やメニューについて変更をお願いした』
・『携帯電話の調子が悪いので、明日急ぎ機種変更をしに行くことになった』

「訂正」と「修正」と「変更」の違い

「訂正」「修正」という2つの言葉はすでに伝えている言葉や文章に対して、変更をするという同じ意味合いをもつ言葉です。

同じ意味合いではあるものの、変更するポイントに大きな違いがあります。

「訂正」という言葉は、言葉や文章に誤りがある場合に正しくするという意味で使用されます。

一方、「修正」という言葉は誤りがあるわけではないが、もっとわかりやすく、より良い表現にしたいという場合に使用する言葉です。

「変更」という言葉は物事や言葉、文章、スケジュールなど、さまざなま場面で使用することのできる便利な言葉で、「訂正」「修正」に比べて決まったポイントもなく、誰でも正しく使用することのできる言葉です。

3つの言葉は先ほど説明したような違いがあるため、意味や着目するポイントを覚えて、間違いのないように正しく使用することが大切です。

まとめ

ここでは、「訂正」「修正」「変更」という3つの言葉について、意味や違い、使い方を例文を用いて分かりやすく説明してきました。

それぞれの言葉には大切なポイントがあり、意味合いが同じであっても使用する場面が大きく異なってきます。

自分のマナーの1つとして、ここで説明したことを参考に正しく使い分けるようにしましょう。