この記事では、「性格」と「人柄」と「人物」の違いを分かりやすく説明していきます。
「性格」とは?
「性格」は「せいかく」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「その人の言動に表れる、独特の感情や意思の傾向」という意味で、その人の人となりが言動から読み取れることです。
2つ目は「特定のものごとに目立って見られる傾向」という意味で、そのものごとに取りわけ顕著に見られる傾向のことです。
上記に共通するのは「その様に読み取れるもの」という意味です。
「性格」の使い方
「性格」は名詞として「性格が合う・合わない」「性格が良い・悪い」「性格的」などと使われることが多くなります。
基本的に、ある人の言動やものごとに見られる、独特の傾向に使われる言葉です。
「性格」の例文
・『あの夫婦は性格の不一致で離婚した』
「人柄」とは?
「人柄」は「ひとがら」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「その人に備わっている性質や品格」という意味で、その人が生まれつき持っている性格や雰囲気のことです。
2つ目は「性質が良いこと」という意味で、人の気立てや品格が優れていることです。
上記に共通するのは「人の性質」という意味です。
「人柄」の使い方
「人柄」は名詞として「人柄が良い・悪い」「人柄を見る・見た」などと使われることが多くなります。
基本的に、人に備わっている性質や、かもしだす独特の雰囲気に使われる言葉です。
「人柄」の例文
・『彼は人柄の良さを見込まれて婿入りを頼まれた』
「人物」とは?
「人物」は「じんぶつ」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「ある人」という意味で、その話題に出てくる人のことです。
2つ目は「人となり」とうう意味で、その人を成り立たせている本質的な部分のことです。
3つ目は「人格が優れた人」という意味で、才能があると見込まれたり、好感度の高い人のことです。
4つ目は「絵画で被写体となる人のこと」という意味で、「人物画」などと使われます。
上記に共通するのは「ある人」という意味です。
「人物」の使い方
「人物」は名詞として「優れた人物」「確かな人物」「人物像」などと使われることが多くなります。
基本的に、その話題に出てくる、ある人を指して使われる言葉です。
「人物」の例文
・『ジンギスカンは歴史上の偉大な人物だ』
「性格」と「人柄」と「人物」の違い
「性格」は「ある人の言動やものごとに見られる、独特の傾向」という意味です。
「人柄」は「人に備わっている性質や、かもしだす独特の雰囲気」という意味です。
「人物」は「その話題に出てくる、ある人を指して使われる言葉」という意味です。
まとめ
今回は「性格」と「人柄」と「人物」について紹介しました。
「性格」は「人の言動に表れる傾向」、「人柄」は「人に備わっている性質」、「人物」は「話題に出てくる人」と覚えておきましょう。