この記事では、「尋ねる」と「問いかける」と「聞く」の違いを分かりやすく説明していきます。
「尋ねる」とは?
「尋ねる」は「たずねる」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「居場所の分からないものなどを探し求める」という意味で、所在が分からない人や物を探すことです。
2つ目は「ものごとの本質を明らかにする為に考察すること」という意味で、ものごとの奥深い部分まで調べたり考えたりすることです。
3つ目は「分からないことを人に問う」という意味で、人に直接質問することです。
上記に共通するのは「分からないものを探す」という意味です。
「尋ねる」の使い方
「尋ねる」は動詞として「尋ねる・尋ねた」と使われたり、副詞として「尋ねて」と使われたりします。
基本的に、所在が分からない人や物を探すことや、ものごとの本質を深く調べることに使われる言葉です。
「尋ねる」の例文
・『小さい頃離婚して別れた母を尋ねる』
「問いかける」とは?
「問いかける」は「といかける」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「人に向かって質問する」という意味で、ある人に対して質問を投げかけることです。
2つ目は「質問をし始める」という意味で、質問を口にすることです。
上記に共通するのは「人に対して質問する」という意味です。
「問いかける」の使い方
「問いかける」は動詞として「問いかける・問いかけた」と使われたり、副詞として「問いかけて」と使われたり、名詞として「問いかけ」と使われたりします。
基本的に、特定の人に対して質問を仕向けることに使われる言葉です。
「問いかける」の例文
・『恩師に長年研究を続ける意味を問いかけた』
「聞く」とは?
「聞く」は「きく」と読み、主な意味は以下の通りです。
1つ目は「音声を耳で受け取る」という意味で、聴覚を使ってものを感じ取ることです。
2つ目は「情報を受け入れる」という意味で、人の話やメディアなどを通じて情報を得ることです。
3つ目は「人の意見を受け入れる」という意味で、人の言うことに耳を傾けることです。
4つ目は「人に質問する」という意味で、「訊く」とも書き、耳で答えを得ることからきています。
上記に共通するのは「聴覚で感じ取る」という意味です。
「聞く」の使い方
「聞く」は動詞として「聞く・聞いた」と使われたり、副詞として「聞いて」と使われたりします。
基本的に、耳を使って人から情報を入手することに使われる言葉です。
「聞く」の例文
・『おまわりさんに駅までの道を聞いた』
「尋ねる」と「問いかける」と「聞く」の違い
「尋ねる」は「所在が分からない人や物を探すこと」「ものごとの本質を深く調べること」という意味です。
「問いかける」は「特定の人に対して質問を仕向けること」という意味です。
「聞く」は「耳を使って人から情報を入手すること」という意味です。
まとめ
今回は「尋ねる」と「問いかける」と「聞く」について紹介しました。
「尋ねる」は「情報を得る」、「問いかける」は「質問を仕向ける」、「聞く」は「耳で得る」と覚えておきましょう。