この記事では、「次ぐ」と「継ぐ」と「接ぐ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「次ぐ」とは?
「次ぐ」は「つぐ」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「ものごとが引き続いて起こる」という意味で、あることが起きたそのすぐ後に続くことです。
2て目は「すぐ下の位にある」という意味で、地位的にすぐ下に続くことです。
上記に共通するのは「後に続く」という意味です。
「次ぐ」の使い方
「次ぐ」は動詞として「次ぐ・次いだ」と使われたり、副詞として「次いで」と使われたり、名詞として「次」と使われたりします。
基本的に、あるものごとや地位のすぐ後に続くものに使われる言葉です。
「次ぐ」の例文
・『相次ぐ地震に住民の不安が増すばかりだ』
「継ぐ」とは?
「継ぐ」は「つぐ」と読み、主な意味は以下の通りです。
1つ目は「前任者の後を受けて、仕事や地位、精神などを続けること」という意味で、前の人がしていたことを引き続いてすることです。
2つ目は「途絶えない様に補うこと」という意味で、途切れさせない様に後から加えることです。
3つ目は「囲碁用語で、相手に目を切られない様に石を置いて補うこと」という意味です。
上記に共通するのは「引き続きする」という意味です。
「継ぐ」の使い方
「継ぐ」は動詞として「継ぐ・継いだ」と使われたり、副詞として「継いで」と使われたり、名詞として「継ぎ」と使われたりします。
基本的に、以前から続いているものを途切れさせない様に、引き続き行うことに使われる言葉です。
「継ぐ」の例文
・『彼は家業を継ぐ為に実家に帰ることにした』
「接ぐ」とは?
「接ぐ」は「つぐ」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「バラバラになっているものをつなぎ合わせること」という意味で、つながっていないものをくっつけることです。
2つ目は「園芸用語で接ぎ木をする」という意味です。
上記に共通するのは「離れているものをくっつける」という意味です。
「接ぐ」の使い方
「接ぐ」は動詞として「接ぐ・接いだ」と使われたり、副詞として「接いで」と使われたり、名詞として「接ぎ」と使われたりします。
基本的に、つながっていないもの、離れているものをくっつけることに使われる言葉です。
「接ぐ」の例文
・『彼は資格を取得して骨を接ぐ仕事をしている』
「次ぐ」と「継ぐ」と「接ぐ」の違い
「次ぐ」は「あるものごとや地位のすぐ後に続くもの」という意味です。
「継ぐ」は「以前から続いているものを途切れさせない様に、引き続き行うこと」という意味です。
「接ぐ」は「つながっていないもの、離れているものをくっつけること」という意味です。
まとめ
今回は「次ぐ」と「継ぐ」と「接ぐ」について紹介しました。
「次ぐ」は「すぐ後に続く」、「継ぐ」は「引き続きする」、「接ぐ」は「離れているものをくっつける」と覚えておきましょう。