この記事では、「孤立」と「独立」と「孤独」の違いを分かりやすく説明していきます。
「孤立」とは?
「孤立」は「こりつ」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「それだけ他から離れて、つながりがなくなること」という意味で、他とのつながりや、助け合いなどがない状態です。
2つ目は「対立するものがないこと」という意味で、他に敵がいない状態のことです。
上記に共通するのは「一人で離れている」という意味です。
「孤立」の使い方
「孤立」は名詞として「孤立する・した」と使われたり、形容詞として「孤立の」と使われたり、副詞として「孤立して」と使われたりします。
基本的に、他からは離れて、つながりや助け合いなどがない状態に使われる言葉です。
「孤立」の例文
・『彼女はグループから離れて孤立している』
「独立」とは?
「独立」は「どくりつ」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「他のものから離れて、別個になっていること」という意味で、位置や場所的に離れていることです。
2つ目は「他からの支配を受けずに、自分の意志で行動すること」という意味で、他から制圧されずに、自ら判断して行動することです。
3つ目は「国や団体が完全に主権を持つこと」という意味で、一つの国家として認められることです。
上記に共通するのは「他と離れている」という意味です。
「独立」の使い方
「独立」は名詞として「独立する・した」と使われたり、形容詞として「独立の」と使われたり、副詞として「独立して」と使われたりします。
基本的に、他のものから離れて別になり、そこだけで成り立っている状態に使われる言葉です。
「独立」の例文
・『彼は独立して自分の会社を立ち上げた』
「孤独」とは?
「孤独」は「こどく」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「仲間や身寄りがなく、独りぼっちで寂しい状態」という意味で、気持ちが通じる人が一人もなく寂しいと思うことです。
2つ目は「家族や親族が誰もいない状態」という意味で、両親のいない子供や、子供のいない高齢者のことです。
上記に共通するのは「一人で寂しい」という意味です。
「孤独」の使い方
「孤独」は名詞・形容動詞として「孤独だ・である」と使われたり、形容詞として「孤独な」と使われたり、副詞として「孤独に」と使われたりします。
基本的に、頼れる人がなく独りぼっちで、寂しいと思う様子に使われる言葉です。
「孤独」の例文
・『彼はネットゲームに依存して孤独な週末を送っている』
「孤立」と「独立」と「孤独」の違い
「孤立」は「他からは離れて、つながりや助け合いなどがない状態」という意味です。
「独立」は「他のものから離れて別になり、そこだけで成り立っている状態」という意味です。
「孤独」は「頼れる人がなく独りぼっちで、寂しいと思う様子」という意味です。
まとめ
今回は「孤立」と「独立」と「孤独」について紹介しました。
「孤立」は「つながりがない」、「独立」は「離れて別になる」、「孤独」は「一人で寂しい」と覚えておきましょう。