この記事では、ゲームの「リマスター」と「リメイク」と「リファイン」の違いを分かりやすく説明していきます。
ゲームの「リマスター」とは?
もともとあったゲームを新たなハードで販売するために解像度やフレームレートの強化、ストーリーやシステムを大きく変えない程度の見直し、おまけ要素の追加などを行って再発売することを指します。
ゲーム機の進化に伴いリマスター版が多数登場するようになっています。
The Last of Us Remastered、BAYONETTA&VANQUISHなどプレイステーション4ソフトあたりからの登場ソフトが顕著です。
リマスター版は性質的に同一ハードでのリマスターが発売されることはまずなく、ファイナルファンタジーIVイージータイプ、ソニックアドベンチャーインターナショナルなどの改修版ソフトは該当しません。
「リメイク」とは?
以前に発売されたゲームを、1から作り直したものを指す言葉で、ストーリーの本筋などは一緒なものの、2Dだった画面を3Dにするなどの大規模な変化があり、製作もゲーム一本作るのと同等のエネルギーが必要とされています。
ファイナルファンタジーVII リメイクや2021年発表のドラゴンクエスト3のリメイク、聖剣伝説3 Trials of Manaなどがわかり易い例と言えるでしょう。
古いゲームではファミコンからスーパーファミコンへ移植されたドラゴンクエストI・II・IIIはリメイク版ではグラフィックの全面変更、バランス調整、新しい職業の追加、多数の追加要素などリメイクのはしりと言えるでしょう。
リメイクとリマスターの境目はあまり厳密ではないともされており、同一ハードでは登場しないという共通点がありますがストーリーのボリュームが増大したものはリメイクということができるでしょう。
「リファイン」とは
ゲームを新たなハードで出し直す場合に使われる言葉で、こちらもグラフィックの強化を行っているケースはありますが、古いゲームのリファインであれば画面サイズは4:3のままでフルカラー対応になり、ポリゴンの採用などは行わないケースが見られます。
もとのゲームと共通する操作系を持つことや、アドベンチャーゲームなどグラフィックを楽しむゲームであればあまり新たな要素が追加されないことなどがリファインの特徴となるでしょう。
多くのリファインは新キャラクター追加やゲーム性の刷新などは行われません。
「リマスター」と「リメイク」と「リファイン」の違い
「リマスター」と「リメイク」と「リファイン」ではどれも最新ハードに向けたグラフィック変更が行われ、リメイクが最も変化が大きく、ストーリーのボリュームが増えることもあります。
リマスターはグラフィックの解像度の向上、リファインはグラフィックの近代化、または最新ハードへの対応とリマスターとリファインの差はかなり小さいのですが、ゲームによってはリファインは画面が4:3のままであることなどが特徴です。
また、リメイク、リマスター、リファインともに同一ハードで出ることは稀です。
まとめ
ゲームにおいてリメイクとリマスターは多く見られますが、リファインは少数に留まっています。
リメイクとリマスターではリメイクのほうがストーリーなど変更点が多くなっていますが、双方の境界は曖昧でメーカーが決める部分でもあります。
リマスター、リメイク、リファインともに過去のハードで元になったゲームが登場していることは共通しています。