この記事では、「得意」と「好き」と「上手」の違いを分かりやすく説明していきます。
「得意」とは?
「得意」は「とくい」と読み、主な意味は以下の通りです。
1つ目は「自分の思い通りになり、満足する気持ち」という意味で、思うようにものごとが進んで良い気分になることです。
2つ目は「誇らしげな態度を取ること」という意味で、人に対して自分を誇る言動をすることです。
3つ目は「最も慣れていて自信があること」という意味で、いつでも人よりうまくできる自信があるもののことです。
4つ目は「お得意」と書いて「頻繁に商品を購入してくれる相手」という意味です。
上記に共通するは「思い通りになる」という意味です。
「得意」の使い方
「得意」は名詞・形容動詞として「得意だ・である」と使われたり、形容詞として「得意の」使われたり、副詞として「得意に」と使われたりします。
基本的に、自分の思い通りになって誇らしげに思うことや、その様な状況を作るものに使われる言葉です。
「得意」の例文
・『彼はカラオケで満点を取って得意になっていた』
「好き」とは?
「好き」は「すき」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「気に入って心が引かれること」という意味で、気になってそれを選んだり注目する傾向にあることです。
2つ目は「一風変わったものを気に入ること」という意味で、普通の人とは違うものを気に入ることです。
3つ目は「自分の思い通りに振舞うこと」という意味で、自由にやりたいことをすることです。
上記に共通するのは「自分の気に入る」という意味です。
「好き」の使い方
「好き」は名詞・形容動詞として「好きだ・である」と使われたり、形容詞として「好きな」と使われたり、副詞として「好きに」と使われたりします。
基本的に、人が気に入って心が引かれたり、その様に行動する傾向があることに使われる言葉です。
「好き」の例文
・『好きなケーキを選ばせてもらう』
「上手」とは?
「上手」は「じょうず」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「ものごのとやり方が巧みで、手際が良いこと」という意味で、他の人よりも技が優れていることです。
2つ目は「口先で都合よく人のご機嫌を取れること」という意味で、お世辞を言って人を良い気分にさせる話術のことです。
上記に共通するのは「テクニックが高い」という意味です。
「上手」の使い方
「上手」は名詞・形容動詞として「上手だ・である」と使われたり、形容詞として「上手な」と使われたり、副詞として「上手に」と使われたりします。
基本的に、人よりも技があったり、要領が良かったりして優れていることに使われる言葉です。
「上手」の例文
・『彼女はマンガが上手だ』
「得意」と「好き」と「上手」の違い
「得意」は「自分の思い通りになって誇らしげに思うことや、その様な状況を作るもの」という意味です。
「好き」は「人が気に入って心が引かれたり、その様に行動する傾向があること」という意味です。
「上手」は「人よりも技があったり、要領が良かったりして優れていること」という意味です。
まとめ
今回は「得意」と「好き」と「上手」について紹介しました。
「得意」は「誇らしく思う」、「好き」は「気に入る」、「上手」は「巧みである」と覚えておきましょう。