この記事では、「競争心」と「闘争心」と「対抗心」の違いを分かりやすく説明していきます。
「競争心」とは?
他の物に張り合って優劣を競うことです。
また負けたくないという気持ちです。
お互いが直接何かで戦うわけではなく、同じ目的を持ち結果に対して優劣を競うものです。
実際に走って速さを競うことは同じ読み方ですが“競走”という漢字を使います。
「競争心」の言葉の使い方
学力などを競ったり、同じチームであるがお互いの技術を競ったりする場合によく使われます。
「闘争心」とは?
相手と戦って勝負に勝とうとする気持ち、または意欲です。
また、意味が転じて競争心と同じように直接は戦わない場合にも使われることがあります。
「競争心」に比べて「闘争心」では相手を打ち負かしたい、やっつけたいような気持が強く表現されます。
「闘争心」が強すぎる場合には、時として軋轢の原因にもなりかねます。
トラブルを起こさないためにも、勝負が終わったときには気持ちを一度リセットすることも大切です。
「闘争心」の言葉の使い方
強い相手には闘争心が沸く、のように直接なにかのスポーツなどで勝負をするときに使います。
また、コンペで勝てるように闘争心を燃やす、など直接相手と何かの勝負をするわけではない場合にも使うことができます。
「対抗心」とは
相手に負けないように張り合う気持ちです。
負けないようにという気持ちなので、相手は自分より良い成績を持っていたり同等くらいの相手によく使う言葉です。
相手に負けないように張り合う気持ちで自身が向上できる意欲になります。
また、対抗心はあまり公にはなっていない場合も多く、お互いが勝負しているというよりは、ひっそりと努力している場合も多いです。
「対抗心」の言葉の使い方
対抗という言葉にはお互いに勝利を競うという意味がありますが、「対抗心」になると若干ニュアンスが変わってきます。
「対抗心」では相手はどう思っているかはあまり関係なく、本人のみ相手に勝るように意欲を燃やしている場合もあります。
なので、一方的に“対抗心”を燃やすこともあれば、お互いに燃やしている場合もあります。
よく“対抗心が強い人”という使い方をしますが、これは学校の成績や出身大学、職場での役職などで相手を自分よりも勝っているのかということを判断する人のことです。
また、それ以外のことでも相手との優劣関係に敏感な人の事を言います。
「競争心」と「闘争心」と「対抗心」の違い
「競争心」は相手との記録を競う気持ち、相手よりも優れていたいという気持ちです。
「闘争心」は相手自身に勝ちたいという気持ちです。
また直接の勝負がなくても「競争心」よりも相手に対する気持ちが強い場合に使います。
また「対抗心」では相手に負けないという気持ちを持っていて、なにかを勝負するというよりは相手の状態に対して自分がどのように立ち回るかを判断することが多いです。
まとめ
それぞれ、相手と自分を比べて意欲が出るような言葉でしたが、少しずつ意味が違いました。
このような意欲を上手に使い、自身が向上できるといいです。