この記事では、「疑う」と「疑問」と「質問」の違いを分かりやすく説明していきます。
「疑う」とは?
「疑う」は「うたがう」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「本当かどうか怪しいと思うこと」という意味で、ものごとが真実であるか分からず不審に思うことです。
2つ目は「今の状況が正しいと思えず、ある状況や背景を推測する」という意味で、ある状況に納得がいかず、別の結論に達するのではと推し測ることです。
3つ目は「本当のことであるか不安に思う」という意味で、信頼できることか危ぶむことです。
上記に共通するのは「怪しいと思う」という意味です。
「疑う」の使い方
「疑う」は動詞として「疑う・疑った」と使われたり、副詞として「疑って」と使われたり、名詞として「疑い」と使われたりします。
基本的に、ある人やものごとに対して、本当のことが分からずに怪しいと思うことに使われる言葉です。
「疑う」の例文
・『プチ整形した後の彼女と会って、余りの変貌ぶりに思わず自分の目を疑った』
「疑問」とは?
「疑問」は「ぎもん」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「相手に対してうたがい問うこと」という意味で、相手に対して納得いかない点を問いただすことを言います。
2つ目は「事実であるか、正しいかが分からず不満を感じること」という意味で、あるものごとの本質が分からずに、釈然としないことや、その内容のことです。
上記に共通するのは「それでいいのかと思うこと」という意味です。
「疑問」の使い方
「疑問」は名詞・形容動詞として「疑問だ・である」と使われたり、形容詞として「疑問の」と使われたり、副詞として「疑問に」と使われたりします。
基本的に、あるものごとの事実や本質がはっきりせずに、誰かに問いかけたい気持ちやその内容に使われる言葉です。
「疑問」の例文
・『何故彼がすぐに上司に報告しなかったのか疑問に思う』
「質問」とは?
「質問」は「しつもん」と読みます。
意味は「分からない点や、疑わしい点について問いただすこと」で、はっきりと答えが分からないことに対して、誰かにたずねることです。
「質問」の使い方
「質問」は名詞として「質問する・した」と使われたり、形容詞として「質問の」と使われたり、副詞として「質問に」と使われたりします。
基本的に、正しい答えが分からないことに対して、人に問いただすことに使われる言葉です。
「質問」の例文
・『先輩に仕事の流れで分からない点を質問する』
「疑う」と「疑問」と「質問」の違い
「疑う」は「ある人やものごとに対して、本当のことが分からずに怪しいと思うこと」という意味です。
「疑問」は「あるものごとの事実や本質がはっきりせずに、誰かに問いかけたい気持ちやその内容」という意味です。
「質問」は「正しい答えが分からないことに対して、人に問いただすこと」という意味です。
まとめ
今回は「疑う」と「疑問」と「質問」について紹介しました。
「疑う」は「怪しむこと」、「疑問」は「はっきりさせたい気持ち」、「質問」は「相手に問いかけること」と覚えておきましょう。