この記事では、「ミッション」と「ビジョン」と「バリュー」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ミッション」とは?
「ミッション」の意味は以下の通りです。
1つ目は元の意味で「キリスト教の伝道や布教、またはその団体」という意味です。
「ミッション」は「送る」という意味があり、キリスト教では「神の言葉を送り届ける」と解釈され、布教やその為に組織された団体などに使われる様になりました。
2つ目は上記から転じて「使節、使節団」という意味で、政府や団体などから使命を帯びて使わされる人のことを言います。
3つ目は更に転じて「重要な使命」という意味で、上司から命じられた大切な任務のことを言います。
上記に共通するのは「使命」という意味です。
「ミッション」の使い方
「ミッション」は名詞として「ミッションを授かる・授かった」「ミッションを遂行する・遂行した」などと使われます。
基本的に、キリスト教における布教や使節団体のことや、一般的に下される重要な使命に使われる言葉です。
「ミッション」の例文
・『彼には今日中に契約を取り付けなければならないミッションがある』
「ビジョン」とは?
「ビジョン」の意味は以下の通りです。
1つ目は「将来の展望」という意味で、将来どの様な展開になるのかを見通すことを言います。
2つ目は「視覚を通して伝えるもの」という意味で、視覚的にとらえる映像のことを言います。
上記に共通するのは「映像としてとらえる」という意味です。
「ビジョン」の使い方
「ビジョン」は名詞として「ビジョンを持つ・持った」「ビジョンがある・ない」などと使われます。
基本的に、将来を見通してイメージすることや、視覚的な映像に使われる言葉です。
「ビジョン」の例文
・『明確なビジョンを持って計画を遂行する』
「バリュー」とは?
「バリュー」の意味は以下の通りです。
1つ目は「価値や値打ち」という意味で、ある物がもつ値打ちや対価、評価などのことを言います。
2つ目は「絵画における色彩の明暗のこと」という意味で、色の度合いのことを言います。
上記に共通するのは「ある物に対する度合い」という意味です。
「バリュー」の使い方
「バリュー」は名詞として「バリューがある・ない」「ネームバリュー」「バリュー価格」などと使われます。
基本的に、ある物に対して判断される価値や評価のことや、色彩の度合いに使われる言葉。
「バリュー」の例文
・『この商品には他にはないバリューがある』
「ミッション」と「ビジョン」と「バリュー」の違い
「ミッション」は「キリスト教における布教や使節団体」「一般的に下される重要な使命」という意味です。
「ビジョン」は「将来を見通してイメージすること」「視覚的な映像」という意味です。
「バリュー」は「ある物に対して判断される価値や評価」「色彩の度合い」という意味です。
まとめ
今回は「ミッション」と「ビジョン」と「バリュー」について紹介しました。
「ミッション」は「使命」、「ビジョン」は「視覚的映像」、「バリュー」は「価値や評価」と覚えておきましょう。