この記事では、「ないまぜ」と「ごちゃまぜ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ないまぜ」とは?
「ないまぜ」とは色々なものを混ぜ合わせて一体にすることです。
ないは糸を撚り合わせて一つのヒモなどにすることを指す綯うから来ています。
そのため元々は複数の色糸から色の入り混じった一つのヒモを作ることを指す言葉であり、それから転じて様々なものを混ぜて一体にするという今の意味になりました。
複数のものを混ぜ合わせたのにできあがったものが渾然一体となっている場合に使われる言葉です。
「ごちゃまぜ」とは?
「ごちゃまぜ」とは色々なものを一緒くたにされ無秩序に入り混じっている様子です。
様々なものが入り乱れ混雑していることのオノマトペとしてゴチャゴチャがあり、そのごちゃごちゃしているように混ぜることから「ごちゃまぜ」になります。
「ごちゃまぜ」にされたものは完成品としては一つのものであっても、混ぜられたもの自体は他の混ぜられたものと一体化しているわけではありません。
「ないまぜ」と「ごちゃまぜ」の違い
「ないまぜ」と「ごちゃまぜ」の違いを、分かりやすく解説します。
色々なものが一体になっている様子が「ないまぜ」で、色々なものが入り混じっている様子が「ごちゃまぜ」です。
「ないまぜ」は混ぜ合わせたものが一体化しているので見た目にムラや偏りがあり混ぜ方に規則性がなくても無秩序的には見えませんが、「ごちゃまぜ」は別々のものが無秩序に一体化せず混ざっているので文字通りごちゃごちゃしています。
まとめ
「ないまぜ」と「ごちゃまぜ」は同じようなものと「ごちゃまぜ」に認識されがちですが、意味や実態は全くの別物なのでしっかり区別しなければ問題に繋がります。
混ぜ合わせたものが一体化しているなら「ないまぜ」で、バラバラのものが入り混じっている状態なら「ごちゃまぜ」と、大まかにでもそれぞれどのような状態を指すのか理解して使い分けましょう。