「送信」と「発信」と「配信」の違いとは?分かりやすく解釈

「送信」と「発信」と「配信」の違いとは?生活・教育

この記事では、「送信」「発信」「配信」の違いを分かりやすく説明していきます。

「送信」とは?

「送信」「そうしん」と読みます。

「送」は、音読みで「ソウ」、訓読みで「おくる」と読みます。

「おくりとどける」という意味があります。

「信」は、音読みで「シン」、訓読みで、「まこと」「まかせる」「たより」と読みます。

「しるし」「あいず」といった意味を持っています。

「送」「信」の2文字で構成される「送信」は、「信号を送ること。

特に、電気信号を遠方に送ること」
という意味になります。

「緊急信号を送信する」「メールを送信する」といった使い方は、ビジネスの現場でも使う機会が多いです。


「送信」の例文

・『自分の書いた記事をただちに送信した』
・『会社のアドレスから メールを送信した』
・『出席者全員に自動的にメール送信されます』


「発信」とは?

「発信」「はっしん」と読みます。

「発」は音読みで「ハツ」「ホツ」、訓読みで「はなつ」「 たつ」「ひらく」「あばく」と読み、「たつ」「でかける」「送りだす」という意味を持っています。

「信」は前述したような読み方や意味になります。

「発」「信」の2文字で構成される「発信」は、3つの意味があります。

1つは「電信や電波を発すること」という意味です。

「SOSを発信する」といった使い方をします。

2つめの意味は「電報・郵便物などを送ること」です。

「祝電を発信する」といった使い方になります。

そして3つめは「情報などを知らせること」という意味です。

「町の魅力を発信する」「発信力のある人」といった使い方になります。

現代の社会では、この意味で使われることが多い言葉です。

「発信」の例文

・『発信音の後に メッセージを残して下さい』
・『24時間前の情報を随時発信しています』
・『今できるのは 発信音を鳴らすぐらいだ』

「配信」とは

「配信」「はいしん」と読みます。

「配」は音読みで「ハイ」、訓読みで「くばる」と読みます。

「くばる」「わりあてる」という意味があります。

「信」は前述した通りの意味になります。

「配」「信」の2文字で構成される「配信」は、2つ意味があります。

1つめは「通信社・新聞社・放送局などが、入手した情報やニュースを支社や他のマスコミ機関・官庁・企業などに配送すること。

通信社が新聞社・放送局に、新聞社の本社から支社へ、放送局の親局から地域局へ、記事・番組などを送ること」
という意味です。

そしてもう1つは「インターネットを利用して、企業や個人が動画や音楽、情報などを送信すること」という意味になります。

「配信」の例文

・『公式ホームページで無料配信中です』
・『割引クーポンを配信する』
・『日常生活をライブ配信する』

「送信」と「発信」と「配信」の違い

「送信」「発信」「配信」の違いを説明します。

「送信」は、特定の相手に対して情報などを送ることをいいます。

送る側が企業であるか個人であるかは問いません。

「発信」は不特定多数の人に、情報などを送ることです。

そして「配信」は、企業やマスコミなどが入手した情報を記事やニュースにして送ることです。

送る側が、個人の場合は「配信」とはなりません。

まとめ

以上が「送信」「発信」「配信」の違いです。

特定の相手に対して送るのか、企業、個人どちらが送るのかなどが違いをわけるポイントになります。