この記事では、「カテゴリー」と「ジャンル」と「項目」の違いを分かりやすく説明していきます。
「カテゴリー」とは?
「カテゴリー」の意味は以下の通りです。
1つ目は「哲学で、物事を分類する時に、それ以上分けることのできない最も根本的な概念のこと」という意味で、属性や数量、状態などのことを言います。
2つ目は上記から転じて「同じ性質のものとして分けること」という意味で、範囲や範疇で分けることを言います。
上記に共通するのは「性質で分ける」という意味です。
「カテゴリー」の使い方
「カテゴリー」は名詞として「カテゴリーに分ける・分けた」「カテゴリー別」と使われたり、「範囲別に分けること」という動作を表す時に「カテゴライズ」などと使われたりします。
基本的に、日常で使われる場合、ある複数のものを、同じ性質を持つ範疇にあるとして分けることを表す言葉です。
「カテゴリー」の例文
・『秋田犬や柴犬は「犬」というカテゴリーに入る』
「ジャンル」とは?
「ジャンル」の意味は以下の通りです。
1つ目は「学問や研究など、概念的なものをある分野に分けること」という元の意味です。
2つ目は「主題として示された概念に対して、共通する概念があるとして分けられるもの」という意味で、文学・芸術・コンテンツなど、はっきりとした形をなしていないものを分ける時に基本とする種類のことを言います。
上記に共通するのは「概念で分ける」という意味です。
「ジャンル」の使い方
「ジャンル」は名詞として「ジャンルに分ける・分けた」「ジャンル別」などと使われます。
基本的に、日常で使われる場合、形のない概念的なものを、共通の概念を持つ種類であるとして分けることを表す言葉です。
「ジャンル」の例文
・『これはジャズとロックが融合した今までにないジャンルの曲だ』
「項目」とは?
「項目」は「こうもく」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「ものごとを分ける時に定めるある基準」という意味で、その時の基準によりものごとを区分することを言います。
2つ目は「書物の見出し語」という意味で、辞書や辞典、参考書など学問書で区分訳された見出し語のことを言います。
上記に共通するのは「区分で分ける」という意味です。
「項目」の使い方
「項目」は名詞として「項目に分ける・分けた」「項目別」「項目一覧」などと使われます。
基本的に、日常で使われる場合、ビジネスや学問などの内容を、ある基準により区分することに使われる言葉えす。
「項目」の例文
・『書類を項目別に整理して保管する』
「カテゴリー」と「ジャンル」と「項目」の違い
「カテゴリー」は「ある複数のものを、同じ性質を持つ範疇にあるとして分けること」という意味です。
「ジャンル」は「形のない概念的なものを、共通の概念を持つ種類であるとして分けること」という意味です。
「項目」は「ビジネスや学問などの内容を、ある基準により区分すること」という意味です。
まとめ
今回は「カテゴリー」と「ジャンル」と「項目」について紹介しました。
「カテゴリー」は「範囲・範疇」、「ジャンル」は「種類」、「項目」は「区分」と覚えておきましょう。