この記事では、「セーター」と「ニット」と「ベスト」の違いを分かりやすく説明していきます。
「セーター」とは?
「セーター」の意味は、「毛糸などで編んだ上着のこと」です。
上からかぶって着るタイプもあれば、前あきのタイプもあり、カーディガンもセーターに含まれます。
「セーター」は英語の「sweater」が日本語化した言葉で、元は「sweat(汗)」という言葉です。
19世紀後半のアメリカで、フットボールチームが、汗を吸収し易い様に編んだユニフォームを着たことから使われる様になりました。
「セーター」の使い方
「セーター」は名詞として動詞を伴い「セーターを着る・着た」「セーターを編む・編んだ」などと使われます。
基本的に、毛糸などで編んだもので、肌寒い時にシャツの上に羽織る上着を表す言葉です。
「セーター」の例文
・『今日は涼しいのでセーターを一枚羽織って出かけよう』
「ニット」とは?
「ニット」の意味は、以下の通りです。
1つ目は「編み物をすること」という意味で、機械や針など使って糸を編み、物を作る動作のことを言います。
2つ目は「毛糸などで編んだ布地や衣服のこと」という意味で、編み物により作られた服飾雑貨全てを表し、セーター・手袋・帽子・マフラーなども含まれます。
「ニット」は英語の「knit」が日本語化した言葉で、「毛糸を編む」「編んで衣服を作る」「組み合わせる」「接合する」「強い絆で結ぶ」「引き締める」「まとめあげる」などの意味があります。
「ニット」の使い方
「ニット」は名詞として「ニットを着る・着た」「ニット帽」「ニット編み」などと使われます。
基本的に、編み物をすることや、編み物により作られた服飾雑貨の総称に使われる言葉です。
「ニット」の例文
・『今年はニットをざっくりと着こなすのが流行っている』
「ベスト」とは?
「ベスト」の意味は「袖のない短い衣服のこと」です。
シャツの上から着る、袖のない衣服のことで「チョッキ」「チュニック」「ジレ」などとも呼ばれ、素材は問いません。
「ベスト」は英語の「vest」が日本語化した言葉で、「袖なし衣服」「袖なしシャツ」「V字型前飾り」などの意味があります。
「ベスト」の使い方
「ベスト」は名詞として「ベストを着る・着た」「ベストを合わせる・合わせた」などと使われます。
基本的に、素材にかかわらず、シャツの上から着る、袖のない短い衣服を表す言葉です。
「ベスト」の例文
・『このスーツにはベストも付いている』
「セーター」と「ニット」と「ベスト」の違い
「セーター」は「毛糸などで編んだもので、肌寒い時にシャツの上に羽織る上着」という意味です。
「ニット」は「編み物をすること」「編み物により作られた服飾雑貨の総称」という意味です。
「ベスト」は「素材にかかわらず、シャツの上から着る、袖のない短い衣服」という意味です。
まとめ
今回は「セーター」と「ニット」と「ベスト」について紹介しました。
「セーター」は「毛糸の上着」、「ニット」は「編み物全般」、「ベスト」は「袖なしの上着」と覚えておきましょう。