「世の中で最も怖い存在は?」と尋ねて、「ドラキュラ」と言う人はどのくらいいるでしょうか?
ホラー小説・映画の代名詞と言ってもいいほど有名ですが、「ヴァンパイア」や「吸血鬼」もよく知られた言葉。
この記事では、「ドラキュラ」と「ヴァンパイア」と「吸血鬼」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ドラキュラ」とは?
「吸血鬼」の代表格としてもいいほどの「ドラキュラは、アイルランド人の作家・ブラム・ストーカーが創作したオカルト小説『吸血鬼ドラキュラ』に登場する男性の吸血鬼のことです。
数多くの映画作品も作られて多くの人々を恐怖のどん底に落としました。
「ドラキュラ」の例文は次の通り。
・『子どもの頃に見たドラキュラの映画が今思い返しても怖くなる』
・『最近のホラー映画でもドラキュラが出ていたな』
「ヴァンパイア」とは?
「ヴァンパイア」は「吸血鬼」のことですが、ハンガリーの言葉で「死にきれない者」という意味がありました。
「生き血を吸う化け物」であったり、「血を栄養源とする不死の悪魔」と言うこともできるかもしれません。
「ヴァンパイア」の例文を見ると、以下のような文章が作れます。
・『ヴァンパイアをテーマにしたホラー映画はいつ見てもドキドキしてしまう』
・『ヴァンパイアキラーっていうのが、映画で登場していたけど、本当にいるのかな』
「吸血鬼」とは
「吸血鬼(きゅうけつき)」は古い伝説や物語に登場してきた架空の存在で、「命の源とされる人の血を吸うことで生きながらえる者」と言うことができます。
また、「死から蘇った死人」や「不死の存在」を指すこともあります。
「吸血鬼」の例文は以下の通りです。
・『アイツはまるで吸血鬼みたいに不死身な奴なんだ。ゾッとするよ』
・『吸血鬼って昼間は活動しないって言うけど、本当かな?』
「ドラキュラ」と「ヴァンパイア」と「吸血鬼」の違い
ここで「ドラキュラ」と「ヴァンパイア」と「吸血鬼」の違いを見ていきましょう。
「ドラキュラ」は、ブラム・ストーカーが創作した「吸血鬼」です。
そのような意味で「吸血鬼」の1人と言ってもいいでしょう。
また、「ヴァンパイア」と「吸血鬼」は、ほぼ同じ意味で理解してもいいでしょう。
なぜなら「吸血鬼」を英語で訳すと「ヴァンパイア」となるためです。
しかし、「ヴァンパイア」は「吸血鬼」だけでなく、「血を吸う者」の他に、「人間の性気を吸い取るような悪魔」を指す場合もあります。
まとめ
「ドラキュラ」と「ヴァンパイア」と「吸血鬼」の違いを見てきましたが、今では「ドラキュラ」が「ヴァンパイア」「吸血鬼」と同一視されているきらいがあります。
架空な存在とされてきた「吸血鬼」ですが、「ドラキュラ」のモデルになった人物が昔のヨーロッパにいたことを知ると、少しゾッとするかもしれません。
小説のドラキュラを読みながら、眠れない夜を過ごすのもいいのではないでしょうか。