この記事では、「希望」と「願望」と「切望」の違いを分かりやすく説明していきます。
「希望」とは?
「希望」は「きぼう」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「あるものごとが実現して欲しいと願うこと」という意味で、そうなって欲しい願うことを言います。
2つ目は「将来にして期待すること」という意味で、将来に対して持つ明るい見通しのことを言います。
3つ目は動詞に「たし」「まほし」「たい」などを付けて、「そうしたい気持ちを表す接尾辞」という意味です。
上記に共通するのは「実現して欲しいと思う」という意味です。
「希望」の使い方
「希望」が名詞として動詞を伴い「希望する・した」と使われたり、形容詞として「希望の」と使われたり、副詞として「希望して」と使われたりします。
基本的に、将来実現して欲しいと思うことや、その様な明るい見通しについて使われる言葉です。
「希望」の例文
・『入社直後は事務希望だったが、配属されたのは営業だった』
「願望」とは?
「願望」は「がんぼう」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「そうあって欲しいと強く願うこと」という意味で、あるものごについて是非実現して欲しいと思うことを言います。
2つ目は「心理学用語で、無意識に心の緊張を解こうとする為に作り出す動機」という意味です。
上記に共通するのは「実現して欲しいと願う」という意味です。
「願望」の使い方
「願望」は名詞として動詞を伴い「願望する・した」と使われたり、副詞として「願望して」と使われたりします。
基本的に、将来実現して欲しいと願うことに使われる言葉で、特に明るい見通しという意味は含みません。
「願望」の例文
・『将来的にアイドルになりたいという願望を持っている』
「切望」とは?
「切望」は「せつぼう」と読みます。
意味は「心から強くのぞむこと」で、ひたすらそうあって欲しいと強くねがうことを言います。
「切」は「きる」と読み、「断つ」という意味ではなく「身に迫って感じる」という意味です。
「切望」の使い方
「切望」は名詞として動詞を伴い「切望する・した」と使われたり、副詞として「切望して」と使われたりします。
基本的に、将来実現して欲しいと強く願うことに使われる言葉です。
「切望」の例文
・『コロナ禍が収束して元の生活に戻りたいと切望する』
「希望」と「願望」と「切望」の違い
「希望」は「将来実現して欲しいと思うことや、その様な明るい見通し」という意味です。
「願望」は「将来実現して欲しいと願うことに使われ、特に明るい見通しという意味は含まない」という意味です。
「切望」は「将来実現して欲しいと強く願うこと」という意味です。
まとめ
今回は「希望」と「願望」と「切望」について紹介しました。
「希望」は「明るい将来になって欲しいと願う」、「願望」は「実現して欲しいと願う」、「切望」は「強く願う」と覚えておきましょう。