「蒸留水」と「精製水」と「純水」の違いとは?分かりやすく解釈

「蒸留水」と「精製水」と「純水」の違いとは?専門用語・業界用語

生活に欠かすことのできない水の存在。

ですが、一言で水と言っても、今は用途に応じていろいろ種類があるのをご存知ですか。

その中で、「蒸留水」「精製水」「純水」というものがあります。

全て水であることは分かるのですが、何がどう違うのでしょうか。

この記事では、「蒸留水」「精製水」「純水」の違いを分かりやすく説明していきます。

「蒸留水」【じょうりゅうすい】とは?

「蒸留水」とは、後に説明する「精製水」の種類のひとつです。

「蒸留」とは、沸騰するまで液体を加熱し、発生した蒸気を冷まして液体に戻すことで不純物を除くことです。

ですから「蒸留水」は、水を加熱し沸騰させ、発生した水蒸気を冷まして水に戻して作る、きれいな水のことです。

主に洗浄用の水として使われています。

「精製水」【せいせいすい】とは?

「精製」とは、混ぜ物を除いた純粋な物を作ることを意味しています。

ですから、「精製水」とは、混ぜ物を除いた純粋なきれいな水のことを指しています。

水道水や地下水にさまざまな処理を施して、不純物を取り除いて精製したきれいな水のことを指します。

精製する際に施す処理には、大きく分けて次の4種類があります。

蒸留することで不純物を取り除く「蒸留水」、イオン交換樹脂といわれるもので水を通過させ不純物を取り除く「イオン交換水」、RO膜といわれるものに水を通過させて不純物を取り除く「RO水」、RO水をさらに電気とイオン交換膜を利用し不純物を取り除いた「Elix水」「精製水」は、以上の4種類のきれいな水の総称のような言葉です。

「純水」【じゅんすい】とは?

「純水」とは、さまざまな処理を施してイオンや有機物を取り除いたきれいな水のことを指します。

上述の「精製水」と呼ばれるものは、「純水」に入ります。

また、「純水」をさらに処理し精製したものを「超純水」「高度精製水」と言ったりもします。

「蒸留水」と「精製水」と「純水」の違い

「蒸留水」「精製水」「純水」の違いを簡単に言うと以下のようになります。

「蒸留水」とは、「蒸留して不純物を取り除いて精製」するきれいな水のことを指します。

「精製水」とは、「何かしらの処理を施して不純物を取り除いて精製」したきれいな水の総称のような言葉です。

「純水」とは、きれいにする処理を施して「イオンや有機物を取り除いて精製」された水全般のことを指します。

上述の「蒸留水」「精製水」共に、「純水」と呼べるものです。

覚えておきましょう。

まとめ

「蒸留水」「精製水」「純水」の違いについて説明してきましたが、理解して頂けましたでしょうか。

日常生活ではあまり聞く機会のない言葉かもしれませんが、実は身近な用途に利用されているものばかりです。

普段お世話になっている水ばかりですので、「蒸留水」「精製水」「純水」の違いをしっかり理解して、みなさんの生活にお役に立てもらえたら嬉しいです。