「心象」と「印象」と「心証」の違いとは?分かりやすく解釈

「心象」と「印象」と「心証」の違いとは?生活・教育

人は、日々自分の中でいろいろ考えたり、他人からの影響を受けていろいろ思ったりしています。

そのようなニュアンスの言葉で、「心象」「印象」「心証」というものがあります。

読みの似ている三つの言葉ですが、果たして違いはあるのでしょうか。

この記事では、「心象」「印象」「心証」の違いを分かりやすく説明していきます。

「心象」【しんしょう】とは?

「心象」とは、心に浮かんでいる物の形や景色のことです。

言葉の中にある「象」の文字には、目に見える形、外に出てきた姿などの意味があるので、「心象」は、「心」の中に、実際に目で見たようにはっきり浮かぶ状況を表しています。

過去の記憶、自分の理想、それらを合わせて自分の心の中で作り上げられる、いわば「イメージ」です。

「心象」の言葉の使い方

「心象」は、その言葉単体ではあまり使われることはなく、「心象風景」という言葉で使われることが多いです。

例えば、彼女との新婚生活の心象風景は幸せなものだとか、いじめられていた記憶が心象風景となって現れるとか。

内容が自分にとって良いことでも悪いことでも、自分で作り上げ心に描かれたことが「心象」です。

「印象」【いんしょう】とは?

「印象」とは、強く心に感じて残ったものを表す言葉です。

何かを見て、何かを触って、何かを聞いて強く心に思った感じたことです。

「印象」の言葉の使い方

ある人を見て優しそうだと感じた、怖そうだと感じた。

ある食べ物を見て美味しそうだと感じた、まずそうだと感じた。

ニュースを聞いてひどいことだと感じた。

「印象」には必ず対象となるものがあり、自分の中だけで一から作り上げるものではありません。

「心証」【しんしょう】とは?

「心証」とは、人の言動から受けて感じた印象のことです。

「心証」の言葉の使い方

人を見て感じただけでは「印象」に留まっていますが、その人がある言動をして、そこから感じた印象が「心証」になるわけです。

また「心証」は、裁判の審理中に裁判官が心に得た確信という意味もあり、裁判官の心証を悪くした、などと使われます。

「心象」と「印象」と「心証」の違い

「心象」「印象」「心証」の違いをまとめると次のようになります。

「心象」とは、「自分で心に作り上げたもの」のことです。

過去の記憶や自分の理想から、心に思い描くものです。

「印象」とは、「対象から感じて心に残ったもの」のことです。

対象から強く感じたことが心に残ることになります。

「心証」とは、「人の言動から受ける印象」のことです。

対象は「人の言動」と限られており、使われる場面も限られたものとなります。

まとめ

「心象」「印象」「心証」の違いについて説明してきましたが、理解して頂けましたでしょうか。

対象となるものがあるのかないのか、そして、対象の違いなどがありました。

誰しも、自分が他人からどう見られているかというのは少なからず気になるものですが、自分に素直に生きるのも忘れたくないものです。