ネットショップなどで品物を購入すると、例えば商品に何か問題があったり、内容が違っていたり、間違って購入したなどの理由で、「返品」、「返金」、「交換」したいという場合があります。
それでは、これらの言葉はどういう意味でしょうか。
同じような状況で使用されるこれらの言葉の違いは何でしょうか。
この記事では、「返品」と「返金」と「交換」の違いを分かりやすく説明していきます。
「返品」とは?
「返品」とは、購入した「品物を返す」ことです。
通常は、購入した品物を販売店に返しに行ったり、宅配便などを利用して送り返したりします。
「返品」する原因は、品物に傷や汚れがあった、色やサイズが違っていた、異なったものが届いた等、さまざまな場合がありますが、購入時の条件により、「返品」可能なケースと不可能なケースが出てきます。
英語では、「return」です。
よって、「返品不可」は、「no return」あるいは「non-returnable」と表現します。
「返金」とは?
「返金」とは、「代金を返す」ことです。
通常は、販売店が提示している一定の条件を適用して、代金の一部や全額が返されます。
「返金」する場合は、品物の「返品」が条件となっている場合がほとんどです。
英語では、「refund」になります。
よって、「返金不可」は、「no refund」あるいは「non-refundable」です。
「交換」とは?
「交換」とは、「代替の品物に替える」ことです。
代替の品物とは、状況によって、全く同じものであったり、サイズ違い、色違いの品物になります。
購入時の条件によって、同じものにしか「交換」できない場合もあります。
また、使用済みの場合は、「交換」できないことがほとんどです。
英語では、「exchange」が近い言い方です。
「交換不可」は、「non-exchangeable」です。
「返品」と「返金」と「交換」の違い
これらの言葉は、購入した品物に問題があったり、間違って購入した場合の対処方法に関するものであることは同じですが、それぞれ、全く意味が違います。
購入した「品物を返す」ことが「返品」、支払った「代金を返してもらう」のが「返金」、「代替の品物に替えてもらう」のが「交換」です。
したがって、「返品」の結果としては、通常「返金」か「交換」のどちらかが必要になります。
もし、品物が発送前であった場合には「返金」や「交換」のみが発生することもあります。
まとめ
この記事では、「返品」と「返金」と「交換」の違いを説明してきました。
ネットショップでの購入などでは、訪問販売と違いクーリングオフの制度は適用されず、「返品」等が可能かどうかは、販売者が提示している条件に従うことになります。
したがって、記載されている条件を十分にチェックした上で購入しないと、状況によっては何もできない場合があることを留意するべきでしょう。