「遅れる」と「遅刻する」と「遅延」の違いとは?分かりやすく解釈

「遅れる」と「遅刻する」と「遅延」の違いとは?生活・教育

この記事では、「遅れる」「遅刻する」「遅延」の違いを分かりやすく説明していきます。

「遅れる」とは?

「遅れる」「おくれる」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「他のものに先に行かれること」という意味で、他のものに取り残されることを言います。

2つ目は「進み方が一般的な状態や基準より後になる」という意味で、ものごとの進み具合が後になることを言います。

3つ目は「決められた時刻や期限より後になる」という意味で、定められた時間に間に合わないことを言います。

4つ目は「他の人に及ばない」という意味で、実力や性質的なもので差を付けられている様子を言います。

上記に共通するのは「他より後になる」という意味です。


「遅れる」の使い方

「遅れる」は動詞として「遅れる・遅れた」と使われたり、副詞として「遅れて」と使われたり、名詞として「遅れ」と使われたりします。

基本的に、他のものや基準となるものよりも後についていることに使われる言葉です。


「遅れる」の例文

・『病気で休んでいる間に勉強が遅れてしまった』

「遅刻する」とは?

「遅刻する」「ちこくする」と読みます。

意味は「決められた時刻に間に合わないこと」で、あらかじ定めらた時刻までに行動できないことを言います。

「遅刻する」の使い方

「遅刻する」は動詞として「遅刻する・した」と使われたり、副詞として「遅刻して」と使われたりします。

基本的に、定められた時刻に間に合わないことに使われる言葉です。

「遅刻する」の例文

・『人身事故で電車のダイヤが乱れ、会社を遅刻する』

「遅延」とは?

「遅延」「ちえん」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「予定された期日や時間から後になる状態」という意味で、間に合わずにそのまま続いている状態を言います。

2つ目は「ものごとが長引くこと」という意味で、ものごとにかかる時間が伸びて遅れることを言います。

上記に共通するのは「伸びた状態」という意味です。

「遅延」の使い方

「遅延」は名詞として動詞を伴い「遅延する・した」と使われたり、副詞として「遅延して」と使われたりします。

基本的に、予定された時間に間に合わず、その状態が続いていることに使われる言葉です。

「遅延」の例文

・『大雪のために電車が遅延する』

「遅れる」と「遅刻する」と「遅延」の違い

「遅れる」「他のものや基準となるものよりも後についていること」という意味です。

「遅刻する」「定められた時刻に間に合わないこと」という意味です。

「遅延」「予定された時間に間に合わず、その状態が続いていること」という意味です。

まとめ

今回は「遅れる」「遅刻する」「遅延」について紹介しました。

「遅れる」「後についていく」「遅刻する」「ある時刻に間に合わない」「遅延」「間に合わない状態が続いている」と覚えておきましょう。