「意外」と「以外」と「除く」の違いとは?分かりやすく解釈

「意外」と「以外」と「除く」の違いとは?生活・教育

この記事では、「意外」「以外」「除く」の違いを分かりやすく説明していきます。

「意外」とは?

「意外」「いがい」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「事前に考えていた状態と非常に違うこと」という意味で、それまで予測していたことと大きく違うことを言います。

2つ目は「全く思いがけないこと」という意味で、全く予測もしていない出来事が起きることを言います。

上記に共通するのは「思いがけない」という意味です。


「意外」の使い方

「意外」は名詞・形容動詞として「意外だ・である」と使われたり、副詞として「意外に」と使われたり、現在では「意外と」という使い方も老けています。

基本的に、実際に起きたことが予想と違っていたり、全く予想もしていないことに使われる言葉です。


「意外」の例文

・『その映画は意外な結末を迎えた』

「以外」とは?

「以外」「いがい」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「ある範囲の外側」という意味で、定められている範囲に含まれていないもののことを言います。

2つ目は「他の名詞や動詞に付き、それを除く他のものごと」という意味で、特定のある物や動作を除く他のものごとのことを言います。

上記に共通するのは「対象とならないもの」という意味です。

「以外」の使い方

「以外」は名詞として「関係者以外」「遊ぶ以外」「それ以外」などと使われます。

基本的に、ある定められた範囲や対象を除く他のものに使われる言葉です。

「以外」の例文

・『会員以外の人は利用できない規則になっている』

「除く」はとは?

「除く」「のぞく」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「そこから取ってなくすこと」という意味で、ある場所から取り去ることを言います。

2つ目は「その中に加えない様にする」という意味で、ある対象から外すことを言います。

3つ目は「邪魔者などを追い払う」という意味で、邪魔な人を今の地位や立場にいられない状態にすることを言います。

上記に共通するのは「取り去る」という意味です。

「除く」の使い方

「除く」は動詞として「除く・除いた」と使われたり、副詞として「除いて」と使われたりします。

基本的に、ある範囲や対象からよけたり、取り去ることに使われる言葉です。

「除く」の例文

・『同期会には彼を除いた全員が参加した』

「意外」と「以外」と「除く」の違い

「意外」「実際に起きたことが予想と違っていること」「全く予想もしていないこと」という意味です。

「以外」「ある定められた範囲や対象を除く他のもの」という意味です。

「除く」「ある範囲や対象からよけたり、取り去ること」という意味です。

まとめ

今回は「意外」「以外」「除く」について紹介しました。

「意外」「予想と違っている」「以外」「ある範囲に含めない」「除く」「ある範囲から取り去る」と覚えておきましょう。