この記事では、「失望」と「絶望」と「幻滅」の違いを分かりやすく説明していきます。
「失望」とは?
「失望」は「しつぼう」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「期待していたことが外れてがっかりすること」という意味で、将来に望みを持っていたのに全く違う結果になり、落胆することを言います。
2つ目は「人の資質や能力が思っていたよりも低いことが分かり、がっかりすること」という意味で、人に対して期待外れで落胆することを言います。
上記に共通するのは「がっかりする」という意味です。
「失望」の使い方
「失望」は名詞として動詞を伴い「失望する・した」「失望させられる・させられた」と使われたり、副詞として「失望して」と使われたりします。
基本的に、将来や人の能力に対して期待していたのに、外れてしまいがっかりすることに使われる言葉です。
「失望」の例文
・『君の一連の行動には失望させられたよ』
「絶望」とは?
「絶望」は「ぜつぼう」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「希望や期待が失われること」という意味で、それまで持っていた望みが全くなくなってしまうことを言います。
2つ目は「望みを捨てて諦めること」という意味で、望みが叶わないことを知り、落胆して諦めることを言います。
上記に共通するのは「希望が全てなくなる」という意味です。
「絶望」の使い方
「絶望」は名詞として動詞を伴い「絶望する・した」と使われたり、副詞として「絶望して」と使われたりします。
基本的に、全ての望みが失われてしまい、失意の底に突き落とされることに使われる言葉です。
「絶望」の例文
・『彼は全財産をだまし取られ、絶望して死にたいとまで思った』
「幻滅」とは?
「幻滅」は「げんめつ」読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「夢から覚めて現実に戻り、がっかりすること」という意味で、妄想や想像の世界から我に返り、がっかりすることを言います。
2つ目は「期待やあこがれで美化していたことが、実際には全く違うと分かり、がっかりすること」という意味で、勝手に素晴らしいもの、美しいものと思い込んでいたものが現実には違うと分かり、落胆することを言います。
上記に共通するのは「想像とは違いがっかりする」という意味です。
「幻滅」の使い方
「幻滅」は名詞として動詞を伴い「幻滅する・した」と使われたり、副詞として「幻滅して」と使われたりします。
基本的に、頭で空想していたことと現実との違いにがっかりすることに使われる言葉です。
「幻滅」の例文
・『彼と付き合ってみてあまりにもイメージと違い幻滅した』
「失望」と「絶望」と「幻滅」の違い
「失望」は「将来や人の能力に対して期待していたのに、外れてしまいがっかりすること」という意味です。
「絶望」は「全ての望みが失われてしまい、失意の底に突き落とされるこ」という意味です。
「幻滅」は「頭で空想していたことと現実との違いにがっかりすること」という意味です。
まとめ
今回は「失望」と「絶望」と「幻滅」について紹介しました。
「失望」は「期待外れでがっかりすること」、「絶望」は「全ての希望がなくなること」、「幻滅」は「理想との違いにがっかりすること」と覚えておきましょう。