この記事では、「休止」と「中止」と「中断」の違いを分かりやすく説明していきます。
「休止」とは?
「休止」は「きゅうし」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「動いているものが動かなくなること」という意味で、機械など動作しているものが止まることを言います。
2つ目は「活動を一時見合わせること」という意味で、仕事やサービスなどを一時的にしない状態を言います。
上記に共通するのは「動きを止める」という意味です。
「休止」の使い方
「休止」は名詞として動詞を伴い「休止する・した」と使われたり、副詞として「休止して」と使われたり、「休止中」「運転休止」など複合語として使われます。
基本的に、再開の可能性があることが前提で、現在の活動を一時的に見合わせることに使われる言葉です。
「休止」の例文
・『緊急事態宣言発令に伴い、現在一部のサービスを休止しております』
「中止」とは?
「中止」は「ちゅうし」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「いま行っていることをやめる」という意味で、現在行っている途中でやめることを言います。
2つ目は「計画を取りやめること」という意味で、これから行おうとしていたことを取りやめることを言います。
上記に共通するのは「進行を止める」という意味です。
「中止」の使い方
「中止」は名詞・形容動詞として「中止だ・である」「中止する・した」と使われたり、副詞として「中止して」と使われます。
基本的に、今行っていることやこれから行うことなど、進行しているものごとを取りやめて、それ以上行わないことに使われる言葉です。
「中止」の例文
・『あいにくの雨で運動会が中止になった』
「中断」とは?
「中断」は「ちゅうだん」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「続いていたもの中途でやめること」という意味で、それまで続いていたものが途切れることを言います。
2つ目は「法律用語で、ある事実が認められ、それまでの効力が失われること、解決されれば再度最初から始められる」という意味です。
上記に共通するのは「一時的に止まる」という意味です。
「中断」の使い方
「中断」は名詞として動詞を伴い「中断する・した」と使われたり、副詞として「中断して」と使われたりします。
基本的に、今まで行っていたことを、一時的に止めて様子を見ることに使われる言葉です。
「中断」の例文
・『緊急速報が入り、放映中の番組が一時中断された』
「休止」と「中止」と「中断」の違い
「休止」は「再開の可能性があることが前提で、現在の活動を一時的に見合わせること」という意味です。
「中止」は「今行っていることやこれから行うことなど、進行しているものごとを取りやめて、それ以上行わないこと」という意味です。
「中断」は「今まで行っていたことを、一時的に止めて様子を見ること」という意味です。
まとめ
今回は「休止」と「中止」と「中断」について紹介しました。
「休止」は「活動を止める」、「中止」は「取りやめる」、「中断」は「行っていたことを一時的に止める」と覚えておきましょう。