「主」と「主人」は人の敬称を表す言葉であり、色々な場面で使うことが可能です。
この記事では、「主」と「主人」の違いを分かりやすく説明していきます。
「主」とは?
「主」は音読みが「しゅ」や「す」、訓読みが「ぬし」や「あるじ」と読む言葉であり、人に対する敬称としてよく使われます。
「主」は中心となる人や物事を表す意味があり、代表的なものには「主人」や「主題」があります。
「ご主人様」は友人の配偶者や奉公人が主人を丁寧に表す時に使う言葉であり、こちらはメイドや執事が使う言葉としても有名です。
「主人」とは?
「主人」とは自分が仕えている人や家の長を表す言葉です。
「主人」はこれ以外にも店のオーナーや雇い主を表す時にも使うことが可能です。
「主人」を丁寧に表す言葉には「ご主人」があり、さらに丁寧なものは「ご主人様」を使います。
「主人」は夫を表す時にも使うことが可能であり、よりくだけた表現には「旦那」があります。
この「旦那」は夫以外にも男性に対する敬称やお店の雇い主を表す時にも使うことが可能です。
「主人公」とは物語で中心となる人物を表す言葉です。
「主」と「主人」の違い
「主」は「あるじ」や「ぬし」と読む言葉であり、仕える人や男性に対する敬称を表します。
「主人」は自分の雇用主や夫を表す言葉であり、「主人公」は物語で中心となる人やキャラを表します。
「主」の例文
・『その戦士は主のためならば命を惜しまない覚悟を持って戦場に向かいました』
・『この池の主を釣った人は未だにいないという噂なので、今度チャレンジしてみたいと思います』
「主人」の例文
・『主人はいま出かけておりますのでもう一度おかけ直しください』
・『破天荒な主人公だが心の芯は物凄く真っすぐなので好きになりました』
まとめ
「主」や「主人」は人に対する敬称として使われており、どちらも自分が仕えている人を表す時に使います。
「主人」の丁寧な表現には「ご主人」や「ご主人様」があります。