この記事では、拒否と拒絶と一蹴の違いを分かりやすく説明していきます。
拒否とは?
拒否とは、こばむこととの意味があります。
人からの要求を承知しないこと、拒絶すること、決定には同意しないなどの意味合いになります。
拒否の言葉の使い方
拒否の言葉の使い方は、なにがあろうとどんなに頼まれても受け入れない気持ちを伝える「断固として拒否する」という使い方から、相手に受け入れられずに断られ続けても頼もうとするときに使う「拒否されても願い続ける」、何度も送られてくるメールをブロックして送られてこないようにするときは「しつこいメールを拒否する」と使います。
例文としての使い方。
・いくら拒否してもしつこく誘ってきて困る。
いくら拒否しても誘ってくる人に対して困った気持ちを持ったときに使う言葉です。
・今回のプロジェクトの内容には納得いかないので私は断固として拒否する。
プロジェクトの内容に納得いかない場合、いくらお金になっても仕事をしたいと思えない場合、自分は絶対に受け入れない気持ちを表しています。
拒絶とは?
拒絶とは、絶対に受け入れない拒否する気持ちを強く伝えるという意味があります。
拒絶の言葉の使い方
拒絶の言葉の使い方は、いくつも相手側に要求したというのに、すべて断られてしまったときに使う「要求をすべて拒絶される」、受付をしたのに受理されないときは「受付を拒絶される」、断られ続けてもあきらめずに相手に受理してほしい気持ちを伝えるときに使う「拒絶されても願い出る」と使います。
・憧れの先輩に告白したけど拒絶されて寝込んでしまった。
好きな気持ちがある先輩に告白したら、まったく相手にされなかったときに使う例文です。
・友達から貰ったお菓子を食べたら拒絶反応を起こしてしまう。
友達から貰ったお菓子を食べたら体質に合わなかったのか拒絶反応を起こし、アレルギーが出てしまったときに使う例文です。
一蹴とは?
一蹴とは、悪い噂をけとばすことを意味しています。
一蹴の言葉の使い方
一蹴りの言葉の使い方は、ひどい噂を流されたが、根拠もないことなのでその噂を跳ね飛ばすときに使う「ひどい噂を一蹴した」、救いを求めて近寄ってきた犯人だが、悪者を受け入れることはできないから「すがる犯人を一蹴した」、敵対する者を追い払うときは「敵を一蹴した」と使います。
・多くの者から訴えられたが、その訴えを一蹴した。
多くの人から訴えられたが、受け入れられないと強く拒絶するときに使う例文です。
・よからぬ噂を流されたが、みんなの前で一蹴してやった。
まったく根拠がない噂を流されたが、嘘の話であることをみんなの前で明かすときに使います。
拒否と拒絶と一蹴の違い
拒否とは強い態度で要求を受け入れられないことですが、拒絶は話し合いにいっさい応じない姿勢を貫く。
この2つの言葉の違いは、受け入れられない態度とまったく応じない姿勢という違いがあります。
一方の一蹴は、問題をはねつける行為を表す言葉で、この2つの言葉とはまた違う意味合いの言葉になります。
まとめ
拒否と拒絶と一蹴はどれも受け入れないという意味が込められた言葉になりますが、それぞれ状況によって使い分ける必要があります。
自分には受け入れられないことであれば自分の気持ちを伝えて拒否し、問題が起こりそうで怖いなと思ったときはしっかり拒絶する。
そして、よからぬ噂は一蹴するなど、その場の状況から合う言葉を選び、使ってみるといいでしょう。