「遠慮しない」と「手加減しない」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「遠慮しない」と「手加減しない」の違いとは?違い

この記事では、「遠慮しない」「手加減しない」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「遠慮しない」とは?

相手に気兼ねせず付き合うことを「遠慮しない」【えんりょしない】といいます。

行動を控えて自分が思うように動いたり、言いたいことをそのままの言葉で伝えるわけです。

使い方としては、「たとえ上司であっても遠慮しない」といって、相手の立場が上であってもはっきり自分が言いたいことを伝えます。

このように手加減するのではなく、倒すべき状況では打ち殺すのもいとわないのです。


「手加減しない」とは?

力を抜くことなく、好きなように相手とやり合う行為を「手加減しない」【てかげんしない】といいます。

抜かりなく、相手と話し合うときはしっかり向き合い、本気でぶつかって問題を解決するのです。

使い方としては、「もう手加減しない」と相手に遠慮して少し力を弱めていましたが、本気でぶつかっていくと思うときは気合を入れます。

このように、容赦なく全力で立ち向かって行くその状況でも使う言葉です。


「遠慮しない」と「手加減しない」の違い

ここでは「遠慮しない」「手加減しない」の違いを、分かりやすく解説します。

話し方や伝える言葉、態度を考えて付き合うのではなく、自分が言いたい事をぶつけたり、包み隠さずに相手へ伝えることを「遠慮しない」といいます。

また、「遠慮しないで生きる」といえば好きなように思い切り人生を謳歌すると言えるのです。

もう一方の「手加減しない」は相手が子供、上司であっても悪い行為したときは本気で叱るほど本気でぶつかっていく行為を指します。

「遠慮しない」の例文

・『ご近所に遠慮しないで、思い切り楽器の演奏した』
・『長い付き合いの知人に遠慮しないで相談した』

「手加減しない」の例文

・『たとえ社長の息子であっても手加減しないで叱る』
・『年上でも厳しく指導する彼は手加減しない人だ』

まとめ

「遠慮」「手加減」に違いがあり、この点に目を向けて、どのように使えばいいか使い分けてみるといいでしょう。

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