「驚くほど」と「驚異的な」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「驚くほど」と「驚異的な」の違いとは?違い

この記事では、「驚くほど」「驚異的な」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「驚くほど」とは?

声が出ないくらい目の前で意外な出来事が起きたとき、人は「驚くほど」【おどろくほど】の衝撃を受けます。

例えば、「驚くほどの衝撃が走る」といってかなり大きな音がしたり、家が揺れて物が倒れる状況を表すのです。

震度7や8クラスの大きな揺れを感じたときや、耳を強く刺激するほど大きな動物の鳴き声がしてきたとき、人は「驚くほど動揺を受ける」という使い方します。


「驚異的な」とは?

言葉にならないほど目の前で凄まじい出来事が起きたことを「驚異的な」【きょういてきな】といいます。

それだけ普通では有り得ないほどの出来事が起きて、口をあんぐり開けたままで立ちつくすのです。

使い方としては「驚異的な力を持つ彼が転がる岩を止めた」というように、普通ではない力加減により問題解決します。

他にも「驚異的な熟練により生み出す」とかなり凄い物を作り出してしまうところに驚かされるのです。


「驚くほど」と「驚異的な」の違い

ここでは「驚くほど」「驚異的な」の違いを、分かりやすく解説します。

腰を抜かすほどの衝撃を受けたとき、人は動揺してしまうとき「驚くほど」気持ちがぶれてしまうのです。

怖い状況に出くわしたとき人の気持ちが酷く動揺して落ち着かない状態を指します。

もう一方の「驚異的な」は腰を抜かすほどの力を出したり、動きを見せて驚かすという意味で使われている言葉です。

それだけ凄いと思う様子を分かりやすく伝えられる言葉でもあります。

「驚くほど」の例文

・『驚くほど多くの家に火が燃え移っていく状況に為す術もない』
・『弟は驚くほどの回復力を見せて、手術してから1週間で退院した』

「驚異的な」の例文

・『驚異的な力で土砂を除けて、生き埋めになった人を助けた』
・『驚異的な感染率で日本全国にインフルエンザが増加している』

まとめ

「驚」という漢字を使ってはいますが、使い方が少し異なります。

どのような場面でどう使われているか調べてみるといいでしょう。

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