「荒廃」と「壊滅」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「荒廃」と「壊滅」の違いとは?違い

この記事では、「荒廃」「壊滅」の違いを分かりやすく説明していきます。

「荒廃」とは?

建物や土地などが荒れ果てて役に立たなくなることや、荒れすさむことを意味する言葉です。

また、人間関係や社会が乱れて荒廃するという場合もあります。


「壊滅」とは?

めちゃめちゃに壊れて、跡形もなく滅びることを意味する言葉です。

また、組織や勢力が完全に打ち破られて壊滅するという場合もあります。


「荒廃」と「壊滅」の違い

「荒廃」「壊滅」の違いを、分かりやすく解説します。

「荒廃」「壊滅」は似たような意味の言葉ですが、使い方やニュアンスに違いがあります。

「荒廃」は、建物や土地が荒れ果てて役に立たなくなることや、うるおいのある状態でなくなることを表します。

時間が経って徐々に街が廃れて使われなくなっていくことも「荒廃」と言います。

その一方で、「壊滅」は、何か大きな事故や災害戦争などがあって町が全て壊されることを表します。

完全に破壊されて元に戻せないような状態を「壊滅」と言います。

このように、「荒廃」は長期的な変化、「壊滅」は短期的な変化を表すことが多いと考えられます。

さらに、「荒廃」は物理的なものだけでなく、人間関係や社会などにも使われることがありますが、「壊滅」は主に物理的なものに使われることが多いと言えるでしょう。

「荒廃」の例文

・『長年の努力の結果、荒廃した土地は、元の状態に限りなく近いところまで戻った』
・『戦争による荒廃を経験した後に、日本は強くなった』

「壊滅」の例文

・『敵勢力の奇襲により、本部は壊滅状態に陥った』
・『地震による津波で、港街は壊滅的な影響を受けた』

まとめ

「荒廃」「壊滅」は似たような意味を持つ言葉ですが、ニュアンスが異なります。

「荒廃」「壊滅」の違いは、荒廃はある程度の形や機能が残っている可能性があるのに対し、壊滅は全く残らないという点にあります。

また、荒廃は自然や人為の影響で徐々に起こることが多いのに対し、壊滅は一瞬で起こることが多いという点もあります。

それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。

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