この記事では、「行きやすい」と「敷居が低い」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「行きやすい」とは?
雰囲気が堅苦しくないので、楽しめそうと思う場所を「行きやすい」【いきやすい】といいます。
行く途中に障害物がなく、料金も安いのでとても利用しやすいと感じる施設や店を指すのです。
使い方としては、「人の出入りが少ないので行きやすい」といって、利用者がそれほどいない状況で騒がしくなく、静かに利用できていいと感じる気持ちを表します。
「敷居が低い」とは?
経験がそれほどない人でも気軽に受け入れてくれることを「敷居が低い」【しきいがひくい】といいます。
それほど由緒あっても一般人が入りやすく、利用できるのです。
使い方としては「あの店は敷居が低いので入りやすい」といって、若い人でお金があまりなくても入って買い物がしやすいといえます。
元々は伝統芸能において入りにくいと思うほど高い垣根があったのを、誰でも入りやすくしたところからきている言葉です。
「行きやすい」と「敷居が低い」の違い
ここでは「行きやすい」と「敷居が低い」の違いを、分かりやすく解説します。
駅から歩いて行ける距離なので面倒でもなく、体力的にも負担がかかりにくいためいいと感じるなら「行きやすい」といいます。
雰囲気が良いので利用しやすいといった意味でも使われていて、いかに一般人も気軽に行ける場所か指すのです。
もう一方の「敷居が低い」はどのような立場の人でも入りやすく垣根を低くした状況を指します。
このような意味から、「上司は垣根が低い人で話しかけやすい」と良い意味で相手を褒めるわけです。
「行きやすい」の例文
・『異性が利用しない店は気を使わないので行きやすい』
・『高齢者でも行きやすいと思う施設を選んで利用している』
「敷居が低い」の例文
・『入場料が安いので、若い人でも参加できるほど敷居が低い』
・『敷居が低い店は仕事帰りでも気軽に寄って食事ができる』
まとめ
誰もが使いやすいと思う場所や店であると言える場面で使われていますが、便利と感じる場所か、入りやすさに焦点を当てているかに違いがあると覚えておくといいでしょう。