この記事では、「持ち物」と「所有物」の違いを分かりやすく説明していきます。
「持ち物」とは?
 ある場面で手に持っている物や身につけている物を指します。
 その物の名義が誰であるかは関係ありません。
 また、「持ち物」はその物と自分との距離がゼロであることを表します。
 つまり、自分の手元にない物は「持ち物」ではありません。
「所有物」とは?
 自分の名義である物を指します。
 その物を自分がどう使うかは自分の自由であり、他人に干渉されることはありませんまた、「所有物」はその物と自分との距離がさまざまであることを表します。
 つまり、自分の手元になくても「所有物」であることに変わりありません。
「持ち物」と「所有物」の違い
「持ち物」と「所有物」の違いを、分かりやすく解説します。
「持ち物」と「所有物」の違いは、その物の「名義」が誰になっているかということです。
「持ち物」は、ある場面で手に持っている物やその人の持つ身の回り品、その人の所有物など意味の範囲が広いと考えられます。
 その一方で、「所有物」は、自分のものとして持っている物です。
 必ず自分の「名義」であるということが条件だと考えられます。
 つまり、「持ち物」は「所有物」を含む概念ですが、「所有物」は「持ち物」を含まない概念です。
 身につけていなくても、自分のものであれば「所有物」ですが、他人のものであっても、身につけていれば「持ち物」です。
「持ち物」の例文
 ・『彼女は来週の海外旅行のために、必要な持ち物をリストアップした』
 ・『空港では、必ず持ち物検査が行われます』
「所有物」の例文
 ・『この一軒家は私の所有物なので、どうしようが私の勝手だ』
 ・『彼女は死の間際に、自分の所有物を全て寄付することにした』
まとめ
「持ち物」は、身につけているものや手元にあるものを指します。
 その一方で、「所有物」は、自分のものとして持っているものを指します。
 所有物は持ち物にもなり得ますが、必ずしもそうではありません。
 それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。



