「勢揃い」と「出揃う」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「勢揃い」と「出揃う」の違いとは?違い

この記事では、「勢揃い」「出揃う」の違いを分かりやすく説明していきます。

「勢揃い」とは?

人々がある目的で一か所に集まることを言います。

特に、有名な人や重要な人が多く集まる場合に使われます。

また、軍勢がそろうことも「勢揃い」と言いますが、この場合は古語的な表現です。


「出揃う」とは?

出るはずのものが全部その場に出ることを言います。

「出揃う」「揃う」と同じ意味ですすが、「出揃う」の方が出ることに時間がかかったり、出ることが難しかったりすることを強調します。


「勢揃い」と「出揃う」の違い

「勢揃い」「出揃う」の違いを、分かりやすく解説します。

「勢揃い」「出揃う」という言葉は、どちらも必要なものや人が集まるという意味で使われますが、ニュアンスや使い方に違いがあります。

「勢揃い」は、名詞または自動詞として使われます。

軍勢がそろうことや、人々がある目的で一か所に集まることを表します。

その一方で、「出揃う」は、自動詞として使われます。

出るはずのものが全部その場に出ることを表します。

つまり、「勢揃い」は集まるものの質や量に注目する言葉で、「出揃う」は集まるものの完全性や予定性に注目する言葉です。

「勢揃い」の例文

・『入社式では、うちの会社の偉い人たちが勢揃いした』
・『とうとう最強のメンバーが勢揃いした』

「出揃う」の例文

・『順当に予選が消化されれば、31日に出場49校が出揃う』
・『とうとう、ベストなメンバーが出揃うことになった』

まとめ

「勢揃い」「出揃う」は、どちらも必要なものや人が集まるという意味で使われますが、ニュアンスや使い方に違いがあります。

「勢揃い」は、人や物の数や質が高いことを強調する場合に使われます。

集まる場所や時間が決まっていることが多いと考えられます。

その一方で、「出揃う」は、人や物の数がそろうことを客観的に述べる場合に使われます。

また、集まる場所や時間が不定であることが多いと考えられます。

それぞれの言葉を正しく使い分けるように注意しましょう。

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