この記事では、「刈り取り」と「穫り込む」の違いを分かりやすく説明していきます。
「刈り取り」とは?
稲や麦等の穀物や草などを刃物で切って取り去ることです。
刈り取ったものは、そのままでは食べられないので、さらに乾燥や脱穀などの加工が必要です。
「穫り込む」とは?
果物や野菜などの農作物を摘んだり掘ったりして収穫することです。
穫り込んだものは、そのまま食べられるものも多いですが、保存や販売のために選別や包装などの作業が必要です。
「刈り取り」と「穫り込む」の違い
「刈り取り」と「穫り込む」の違いを、分かりやすく解説します。
「刈り取り」と「穫り込む」は、どちらも農作物を収穫するという意味で使われる言葉ですが、ニュアンスが異なる言葉です。
「刈り取り」は切ることが主な動作で、「穫り込む」は摘むことや掘ることが主な動作です。
つまり、「刈り取り」と「穫り込む」の違いは、刈るか摘むかという動作の違いによるものです。
刈り取るものは、茎や葉がほとんどで、一度にたくさん収穫できるものが多く、穫り込むものは、実や花がほとんどで、一つひとつ丁寧に収穫するものが多いと考えられます。
「刈り取り」の例文
・『刈り取りの後、稲は干し場に運ばれる』
・『麦の刈り取りは6月に行われる』
「穫り込む」の例文
・『ぶどうを穫り込む作業は9月に始まるようだ』
・『今年は豊作だったので、たくさんの米を穫り込んだ』
まとめ
「刈り取り」と「穫り込む」は、どちらも農作物を収穫するという意味で使われる言葉ですが、ニュアンスが違います。
「刈り取り」は、稲や麦などの穀物や草を刈ることを指します。
刈ったものをその場に置いたり、束ねたりすることも含みます。
その一方で、「穫り込む」は、刈り取ったり摘み取ったりした農作物を倉庫や家に運び入れることを指します。
収穫の最終段階として使われます。
それぞれの言葉を正しく使い分けるように注意しましょう。