「好都合」と「便利」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「好都合」と「便利」の違いとは?違い

この記事では、「好都合」「便利」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「好都合」とは?

望んでいる条件に都合よく適した状態になることを「好都合」【こうつごう】といいます。

例えば、「好都合良くタクシーがつかまった」と言えば、今乗りたいと思ったとき都合よく目の前に来たのですぐ乗れるのです。

このようなところから、物事の成り行きが揃った状態である、すぐに取り掛かれる状況を「万事好都合」といった使い方します。


「便利」とは?

自分が求めているときすぐ手が届く場所に店があり、いつでも利用できることを「便利」【べんり】といいます。

例えば朝早く弁当が買える、深夜に切手を購入してポストへ投函できるのはまさに都合よく用事を済ませられるのです。

とくに、24時間営業のコンビニエンスストアがあれば災害時は電池を買ってライトを点けたり、温かい飲み物がすぐ飲める体勢が整っている状況を指します。


「好都合」と「便利」の違い

ここでは「好都合」「便利」の違いを、分かりやすく解説します。

運動会の当日、学生たちにとってとてもいい状況であるため、良い成績が出せそうと思うことを「好都合」といいます。

また、「好都合な条件を提示する」とこちらの思うような内容を伝えるのです。

もう一方の「便利」は自分が求めることがすぐ現実になる状況を指します。

「便利な道具」といえば料理したり、仕事するときにあると順調に物事が進められるのです。

「好都合」の例文

・『好都合な環境に恵まれた職場であれば、社員も仕事が捗る』
・『登山に好都合な陽気の日を狙って、彼らは山を登る』

「便利」の例文

・『作業するのに便利な道具を揃えると質の良い物ができる』
・『学校に通うのに便利な場所に引っ越すと勉強に力が入る』

まとめ

とても利便性が良い、使い勝手がいいものを指す言葉を2つご紹介しました。

ただ、意味に多少の違いがありますので、どのようなとき使うかに目を向けてみましょう。

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