この記事では、「好感」と「親心」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「好感」とは?
相手に良い感情を持つことを「好感」【こうかん】といいます。
自分に対して笑顔を見せながら挨拶してくれたり、ドアを開けて待ってくれるというちょっとした優しさに持つ感情を示すのです。
反対に、「面接官に好感を与える」と良い印象を与えれば採用される確率が高まります。
また、日経平均株価が右肩上がりであるところに「好感」を呼び、国民が消費するようになったと良い状況を表す場面でも使う言葉です。
「親心」とは?
血は繋がっていなくても、親が見せる優しさで接することを「親心」【おやごころ】といいます。
例えば、預かった子供に対して親のような愛情を注いで食事を世話したり、一緒に行動して仕事を見つけるのです。
それほど長いこと一緒にいると情が移り、我が子のように感じて世話したいと思うようになります。
このような状態を「親心がわく」といって、何かと心配して付き合う関係性を指すのです。
「好感」と「親心」の違い
「好感」と「親心」の違いを、分かりやすく解説します。
自分のために心を込めて行動してくれる人に対して持つ感情を「好感」といいます。
ここから良い景気であれば「好感」を持ち、国民の財布の紐が緩んで活性化につながる良い状況と表すのです。
もう一方の「親心」は、本当の親のように心配してくれたり、世話する人の優しい気持ちを指します。
「強い親心を感じて涙する」というように、我が子のように愛情を持って接してくれる人の優しさを指すのです。
「好感」の例文
・『先輩の指示をしっかり聞く後輩には好感が持てる』
・『見た目は派手な少年だが、誠意ある話し方に好感を持った』
「親心」の例文
・『親心のような気持ちで近所の男の子を港で見送った』
・『お世話してくれる叔母さんに深い親心を感じる』
まとめ
相手へ持つ感情を表す言葉を取り上げましたが、どのような態度や話し方を見せる人に対して使うかに注目して、使い分けてみましょう。