この記事では、「上下関係がない」と「同等の」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「上下関係がない」とは?
部長と部下といった上下の位置に関係なくやり取りができることを「上下関係がない」【じょうげかんけいがない】といいます。
このようなところから、先輩だ後輩といった年齢を視野に入れず部活の練習ができるのです。
使い方としては、「彼らの高校には上下関係がない」といって、自由で厳しさのない学校であると好印象を持ちます。
「同等の」とは?
程度がすべて同じであると伝えられる言葉が「同等の」【どうとうの】です。
「同等の知識がある」といえば、そこにいる人達がみな同じ程度と伝えられます。
また、「同等の運動能力がある」なら、同じように体を動かせる力があると伝えられるのです。
例えば、「同等の割引率がある券を分配する」といえば、みな平等に同じ分を分け与えます。
また、「同等に車を共有する」という状況ならみな使える状態を指すわけです。
「上下関係がない」と「同等の」の違い
ここでは「上下関係がない」と「同等の」の違いを、分かりやすく解説します。
立場があると遠慮しながら付き合うのではなく、役職など関係なく仕事ができるという意味がある言葉を「上下関係がない」といいます。
主体性を保ちつつうまい組織作りするため、上下関係を取り払って適した仕事していくのが大事になります。
もう一方の「同等の」は力加減が同じ程度であったり、お金を同じほど配る行動を指すのです。
使い方としては、「同等の量を貰った」とみな同じであると分かります。
「上下関係がない」の例文
・『社員同士が情報を共有して、上下関係がない組織を作る』
・『上下関係がない企業は若手社員も前向きに意見が言える』
「同等の」の例文
・『同等の負荷をかけて、2人の体力を計測した』
・『彼は人間国宝と同等の才能があり、価値がある』
まとめ
立場に関係なく付き合えるか、同じ程度であると伝える場合に使うかの違いがあります。
どのようなとき使えばより言葉の意味が伝えられるか比較してみましょう。